あるピアニストの一生

難易度別 おすすめピアノ教材一覧表

はじめに

○調査範囲はもちろんすべてのピアノ曲というわけではありません。ただリサイタルによく取り上げられるような曲は一部を除いてほとんどすべて検討したと思います。(よく取り上げられる作品で未検討なものはメシアンの「みどりごイエスに注ぐ20のまなざし」くらいだと思います。)

○作品の難易度を記した本はたまにあります(管理人注:いまはネットで山ほどあります)が、この一覧表が他のものとおそらく決定的に異なる点は、ここに挙げたすべての作品を、私は少なくとも一回は自分の手で音にしているということです(もちろんリサイタルで弾いた曲から、おっかなびっくりの初見1回ですました曲までありますが、とにかく1度は曲がりなりに弾いてます)。類書では、自分で弾いていれば絶対にこんな判定にならないというような数値が時に見受けられます。

○出来るだけ幅広い作品を取り上げたいと思いました。そのため(と言うべきか)同系の作品が10曲以上ある場合は、そのすべてが優れた作品であっても必ずどれかを落選させてあります。たとえばベートーベンのソナタ、バッハの平均律、ドビュッシーのプレリュードなどです。

○同じ難易度でも番号が大きいほど難しくなっていると思います(もちろん人によって難易度は異なり、あるいは私の見当違いやら思いこみやらで客観的に見ても少し違うんじゃないかというものが散見されるかもしれませんが、巨視的に見れば、そういう風に並んでいると思います。)

○難易度を決めるのは非常に困難で、というより客観的難易度というものはないというか、ある程度の幅を持った数値にしかならないと思われます。私自身、同じ曲を時によって違う難易度に判定することはよくあります。客観的数値が仮にあるとして、その誤差は最近になって調べたものほど大きい可能性が高いと思われます(教材として未だ試していないということ)。誤差の最大は2くらいでしょうか。

○一応の目安として難易度10までを初級、20までを中級、それ以上を上級とするなら、選択の基準として初級において最優先したことは、教材としての適否です(従って名曲だなと思われる作品でも、たとえば指使いに不適当な形が出てくるなどの場合は落選ということになります)。中級までは子供の受容度も優先しました(従ってたとえば「乙女の祈り」が一級の作品であるかどうかは異論があるでしょうが子供の受容度という点から当選となります)。上級においてはその作品の芸術的完成度のみが当否の判断基準です。

○「会員募集について」のページでも記しましたが、曲目の大幅な入れ替えを余儀なくされました。そのため初級においては、曲目が不足してしまい、一部やや見劣りするものも含まれていると思います。今後、2,3年の間に入門教材の再検討を行って、その際に発掘した曲目によって数年先に改訂版を出す予定です。
管理人注)このあたりのいきさつは私にはわからないのです。確かなことは、入門レベルについては父にはこれでは不満であったということ、そして残念ながらもう改訂版は出ないであろうことです。

○ソロと連弾の比率、バロック・古典・ロマン・近現代の比率、クラシックとポピュラーの比率等、すべて考慮に入れたつもりですが、ポピュラーと連弾の比率が予定より少なくなっています。あと現代の無調系の作品もやや少ないかもしれません。

○難易度1、2がないのは、その程度ですといずれかの教則本をそのまま使うということしか考えられないので実際的必要がないということと、その程度の曲目ではなかなか良い曲が少ないという理由によります。

○この曲の難易度はいくら何でもおかしいんじゃないか、あるいはこの曲が載っていないのはけしからん、逆にこの曲は削ってしまえ等々のご意見、ご感想をお寄せ下さい(きっとおありだと思います)。出来るだけ多くのピアノ教師の意見を集約して改正版に役立てたいと思います。
管理人注)これに関しては、ご意見がおありの方はぜひ下記までメールください。私の力では改正版は出せそうにありませんが、「このような意見の方もいらっしゃいます」という形で追記・併記することもできますし、できるだけ父の遺志に沿いたいと思います。

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