４．わたしはピアニスト２（全音）所収。繰り返しの手前の和音、私はＡＤＦｉｓ、ＡＣｉｓＧ、ＤＦｉｓに変えて使う。最初の繰り返しは付ける。最後はどちらでも良いかな。最後の１番かっこの連打は１２１、２番かっこは１３２１でしょう。なお、すでにおわかりと思いますが、一覧表の番号が間違っています。

７．繰り返しは付ける。３段目左手最後の音、オクターブ上のＨの方がいい。４段３小節目左手３つ目のＡ、シャープが落ちてる。（私のは相当古いので修正されている可能性もあります）

１０．初めは６拍ゆっくり数えてきちんとリズムをとる。慣れれば速く弾いて６拍子は２拍子であることを分からせる。繰り返しはどちらも付ける。終わりの右手Ａの連打は１２１２１・・・・の方がいいと思う（２の代わりに３でも良い）。

１４．ピアノのステージ１巻（カワイ）所収。最初の二つの繰り返しは付ける（ダ・カーポの時はいらない）。四分音符はつなげない方がいい。装飾音は両手とも５つが限界でしょうね。２９小節でわずかにｒｉｔすると良い。

１６．「小さな詩人たち」（カワイ）に載ってたんですが、品切れのようです。ただ絶版にはなっていないようですので、そのうち再版されるかもしれません。現在入手できるものでは、共同音楽出版の「ピアノ・アラカルト」に載っているようです。ある程度指が回る子にはとてもいい。

１７．「おとなのためのピアノ小曲集」（ドレミ）所収。相当古い本だが何度か再版されて、現在でも昔の値段のままで、ある（良心的）。ペダルの練習に良い。属７の分散を５４３２１にするか５４２１２にするか最初に決めてやった方がいい（よほど手が大きくない限り後者を薦める）。

１８．「２５の練習曲集」１５番。繰り返しは付けた方がバランス上良い。最初の左手は蛇の蛇行だと言う人がいる、どうでもいいが最後のＣに向かって後半をぐっとcrescすると面白い。中間部との対比が必要。最後から６小節目のＣの長さを間違える人がいる（次をアウフタクトにしてしまう）。

２３．繰り返しは付ける。

２４．ペダル必須。ちょっぴり本格的なロマン派の雰囲気がある。やわらかいタッチを学ばせたい。

２５．２５の練習曲１６番。繰り返しは付ける（後半は省けないこともないか）。右は歌、左は効果音、効果音がガタガタになりやすい。重音の連続のcrescを大切に。

２６．８小節目の右手装飾音、手首の回転を使って一気に。secondの方が易しい。この曲の連弾では他にも良い編曲がある。

２７．指使いからすると４小節目の右手は７つ目で軽く離すのだろう。余り速く弾くと最後の３２音符が弾けなくなる。

２９．貴族的な上品さが要求される（メヌエットとは本来そういう舞曲です）。装飾音は５つか６つか７つ。最後から４小節目、左手２拍目ＣｉｓになっているがＡの誤りと思う。

３２．「２５の練習曲」１８番。最初の２小節はcrescかdimかどちらかの表情を付ける、３小節目の頭で元に戻してまた同じ、無表情が一番悪い。

３４．「ピアノのひろばａ」１８番。メヌエットというには少し厳しい感がある曲。手が大きければ最後の右手は５２から１。

３５．「ピアノ絵本館『ピーターと狼』」（全音）所収。「ピーターと牧場の朝」になっている。３～４小節目はぶつぶつ切れないように適当に左手を使うと良い。

３６．酔っぱらってる感じというのを分からせることが出来るかどうか。両手トリルは左右の指を同じにすると楽（２１が良い）。

３７．「おとなのためのピアノ小曲集」（ドレミ）所収。

３８．難しいのは練習記号Ｃの部分だけ。その２小節目からの右手の指はあらかじめ書いてやる方がいいだろう。私はＡを４として以下、２１２、４３２１２４３２１２、４３２１２３２，１２５４３２１３、２３４５４３２５、４３４２３２３１，２１３５４１３２，１２３５４２３１，２にします。

４２．譜面面より難しい。

４３．allegro　moltoとあるが最後に３２分音符があるところから考えて、１６分音符はそれほど速くはない、四分音符の８０で充分だろう。　最後の２小節を自由なパッセージと解釈して音価にはこだわらないと考え、１６分音符を相当速く弾かす手もある。そうすると速さにもよるが難易度が１か２上がる。

４７．オクターヴは省けなくもないが、手の大きい子向きであることは確か。

５０．原典はもちろん音とトリル記号以外何も記されていない。「プレ・インベンション」の解釈は私は好きではない。