あるピアニストの一生

2001/5/3(木祝) ピアノ・フルート発表会 @草津アミカホール 13:00開演

<第1部>

1.かっこう(ドイツ民謡)、にぎやかに(田所政人)
2.峠の我が家(アメリカ民謡)
3.ソナチネOp.55の1 1楽章(クーラウ)
4.あやつり人形の一人芝居(平吉毅州)
5.せきれい、スティリアンヌ(ブルグミュラー)
6(fl).ガヴォット(ゴセック)
7(fl).バラのワルツ(ケーラー=トレバー・ワイ)
8(fl).シチリアーノ(J.S.バッハ)
9.エナジー・フロー(坂本龍一)
10.ソナチネOp.88の1 1楽章(クーラウ)
11.エリーゼの為に(ベートーヴェン)
12.ソナタOp.49の2 1楽章(ベートーヴェン)
13.ウォーターローの戦い(アンダーソン)
14(fl).星に願いを(ハーライン)
15(fl).イエスタディ、ヘイ・ジュード(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
16(fl).トップ・オブ・ザ・ワールド(ジョン・ベティス)

✩フルートアンサンブル SEASONS(D・A・I),少年時代(井上陽水)

<第2部>

1.エコセーズ(ベートーヴェン)
2.ワルツNo.1(デュラン)
3.アラベスクNo.1(ドビュッシー)
4(fl).シチリアーノ(フォーレ)
5(fl).「アルルの女」よりメヌエット(ビゼー)
6.あなたのおそばに、トロルの行進(グリーグ)
7.月の光(フォーレ)
8.キラキラ星の主題による変奏曲(モーツァルト)
9.「ベルガマスク組曲」よりプレリュード(ドビュッシー)
10.イタリア協奏曲 1楽章(J.S.バッハ)

講師(fl).ソナタ 4楽章(フランク)

<第3部>

1.ソナタOp.10の1 1楽章(ベートーヴェン)
2.月の光(ドビュッシー)
3(fl).フルートソナタ g 1,3楽章(J.S.バッハ)
4(fl).「パンの笛」よりパンと羊飼いたち(ムーケ)
5(fl).フルート協奏曲 G 1楽章(シュターミッツ)
6.ラプソディ No.2(ブラームス)
7.スケルツォ No.2(ショパン)
8.水の戯れ(ラヴェル)

田所政人 ソナタOp.111 1楽章(ベートーヴェン)

生徒数 pf 23人(昨年-7+2)、fl 11人

 全体的にレベルが高いので一見華やかな発表会であるが、よく見ればはっきり斜陽であるのがわかる。生徒減に初心者不足、去年と寸分違わぬ形式。硬直化が見えている。教室の持続的発展を望むなら、父はここで何か手を打つべきであったというのは結末を知っている者の放言なんでしょうね。ベートーヴェンの人生最後のソナタという選曲に「そんなことはわかっている、しかし俺にはもうその気力はない」という答えを聞くのは穿ちすぎか。この年から冬の音楽会がなくなった(これは遺失したのではたぶんない、私の記憶でもいつからかなくなっていた気がする)ことからも、何となく父の中でもうピアノはここまででいいかという諦観とも絶望ともつかない気持ちが芽生えていたのではないか。おしゃべりコンサートも思うように広まらず、少しずつ歳を取って自分の技術の衰えが来てしまった、ピアニストとしての限界を感じていたと思う。ここでたとえば子どもたちから「お父さん、がんばって」などとエールが送られていたら、父は一念発起したであろうか。私は中3、妹は中1、父親なんぞ反発の対象でしかなかった年頃である。

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