1995/6/25(日) ピアノ・フルート発表会 @サンサンホール 13:00開演
<第1部>
1.線路は続くよどこまでも(アメリカ民謡)、コロブチカ(ロシア民謡)
→ リハの時に嫌な予感がしました。
2.トランペット行進曲(ワーグナー)、おもちゃのシンフォニー(モーツァルト)
→ 上等。
3.おもちゃの兵隊(イェッセル)
→ 何とか止まらずに弾き通しました。
4.さあでかけましょう(ストリーボッグ)、ソナチネ(プレイエル)
→ 一曲目は上手だったのに・・
5.たびびと(ゴーティエ)
→ 連弾は上手でした。
6.ビビディ・バビディ・ブー(デヴィット)
→ しっかりしたタッチで弾いてましたが・・
7.メヌエット F,G(ハイドン)
→ ちょっと傷がありました。
8.ソナチネ(J.A.G.ベンダ)
→ 前古典派の曲だけにもう少しかちっと弾いたほうが良い
9.ラルゴ(ヘンデル)
→ 大人になって始めた人が暗譜するのは難しい。
10.帰途、貴婦人の乗馬(ブルグミュラー)
→ 頑張ってました。やや無造作。
11.「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より 1,2楽章(モーツァルト)
→ ビクビクしているのが分かります。
12.シバの女王(ローレン)
→ まあまあでした。止まらずに弾けたのは年の功?
13(fl).歌の翼 幻想曲(メンデルスゾーン)
→ 変奏になってから大分虫食いになった。
14.ソナチネOp.20の2 1楽章(クーラウ)
→ 頑張ってました。練習豊富な人はそれなりの結果が出ます。
15.草原にて(リヒナー)
→ リズムは直ってましたが・・
16.ワルツエチュード(ギロック)
→ ちょっと難しすぎた感があります。
17.ソナタOp.49の2 1楽章(ベートーヴェン)
→ 前半快調でしたが・・
18.シャコンヌ(デュラン)
→ 最後の1日でようやく恥をかかない線にまでたどり着いたというところ。
19.アルプスの夕映え(エステン)
→ まあまあかな。もう少し決めてくれると思ってましたが。
20.ベニスのゴンドラの唄Op.30の6(メンデルスゾーン)
→ 娘さんになって、上がり始めたみたい。
21(fl).バラのワルツ(ケーラー)
→ いい音になってきました。ラストの盛り上がりがもう少し欲しかった。
22.ソナチネOp.60の2 2楽章(クーラウ)
→ 土壇場の追い込みで平均点ぐらいまで上昇しました。
23.ソナチネ a(ヘンデル)
→ 無難に弾いてました。こちらも練習量にかけては一部で一、二をあらそう。
24.フルート四重奏 エンターテイナー(S.ジョブリン)、ドレミの歌(ロジャース)
<第2部>
○ ピアノ連弾とナレーションによる 白鳥の湖(チャイコフスキー)
1.前奏曲
2.パ・ド・トロワ
3.ワルツ
4.杯のおどり
5.情景
6.オデットのおどり
7.四羽の白鳥のおどり
8.白鳥たちのよろこびのおどり
9.お客様たちの入場
10.ナポリのおどり
11.ハンガリーのおどり
12.小さな白鳥たちのおどり
13.フィナーレ
講師(fl) 「ディズニー」より
ハイホー、夢はひそかに、チムチムチェリー、
小さな世界、いつか王子様が、星に願いを
<第3部>
1(fl).奉献歌(ドンジョン)
→ 落ち着いてまとめました。もう少しメリハリがあればなお良い。
2.ワルツOp.69の1(ショパン)
→ 過去最高のできかな。高級なことを言うと、この曲には退廃の匂いがある方が良い。
3.即興曲Op.90の2(シューベルト)
→ うまいのは分かるんですがね・・最初から指づかいに気をつけること。
4.トルコ行進曲(モーツァルト)
→ 弾き直さなければ「うまかったで賞」
5.ラプソディNo.2(ブラームス)
→ 上等でしたが・・なんで弾き直すの!
6.アストゥリアス(アルベニス)
→ 雰囲気はよく出てましたが・・
7.「ピアノの為に」よりプレリュード(ドビュッシー)
→ 上出来でしたが・・グリッサンドのてっぺんを外されるとずっこけます。
8.バッハのカンタータ「泣き、悲しみ、悩み、おののき」の主題による変奏曲(リスト)
→ 少々難しいかと思って渡しましたが弾いてしまいました。上等。
9.アレグロ・アパショナート(サン・サーンス)
→ 石山の先生には無理だと言われたそうです。無理なことはなかったが危なかったことは確か。
田所政人 バラード 2番(ショパン)
生徒数 pf29人(昨年-6+5)、fl3人
非常にレベルが高い。ショパンのワルツやシューベルトの即興曲が最後の締めという発表会はたくさんあった、それが3部の序盤にきて、以降すべて錚錚たるラインナップである。1年目にして相当弾ける男の子が2人新しく入って、3年目のIさん(膳所高から北大に行ったと聞いてましたが、現在はジャズピアニストとして活動しておられるようです)を加えた3人が、小中時代の私の目標だった気がします。そもそも男子は4人しかいない中で、自分以外の3人が3部で派手に弾いているというのは、ある種の憧れの対象になっていた気がします。
しかし講評をみるとあんまりお褒めの言葉はなく、「1部の出来が悪い」「弾き直しがやたら耳につく」と散々に書いてあります。確かに弾き直しについては結構言われました、音を外してもリズムをミスっても一瞬演奏が止まってしまったとしても、弾き直しは絶対にしてはならない、音楽はその瞬間にも流れているものだから、と小さい頃からしつけられていた気がします。父からは日常生活上のしつけはあまりされた覚えがないですが、こういうのを通して、人間が従わなければならない外的規範の存在を知らしめるという一番広い意味でのしつけ、は幼い私にも伝わったみたいです。