あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

カスキ ピアノ小品集   全音楽譜出版社

 カスキは20世紀の前半のフィンランドの作曲家、シベリウスの少し後輩というところ。当のフィンランドでも大分忘れられかけているというが、ピアノ小品には捨てがたいものがある。

番号 曲名 難易度 評価
 1 泉のほとりの妖精  14  B
 2 牧歌  17  B
 3 野の小川にて  16  A
 4 無言歌  14  B
 5 ブルレスケ  16  B
 6 夏の朝  17  B
 7 夏の夜  15  B
 8 山の小人のセレナーデ  17  B
 9 激流  20  A
10 秋の朝  22  A
11 バラの花園の乙女  14  A
12  13  B
13 前奏曲 変ト長調  17  A
14 即興曲  14  B
15 森の精  17  B
16 夜の海辺にて  17  A
17 古い時計台  13  B

1.出だしが何というか北欧的? これが好きな人はこの曲集はお気に入りになるだろう。

3.きらきらと輝いているような佳品。ちょっと短い。

6.この曲に限らないが、何かカスキの作品には光を音で表そうとしているような感じがする。

8.セレナードというには軽快すぎるような曲だが。

9.派手な曲だが、ややこしい音型がないので易しい。発表会向き。

10.同じく派手な曲だが、こちらの方はさほど単純ではない。

11.余り速くなく、和音の移ろいを感じて弾く。繊細な美しさが溢れています。

12.ドビュッシーの「夢」よりも「夢」らしい気はする。

13.フィンランドでは有名な曲だそうな。

14.少し短いと思うが、逆にGES durの練習には良いかもしれない。

15.最後の1ページは印象深い。

16.ポピュラーですのでAにしておきますが、私にはやや感傷的すぎるような気がします。

総合評価   B

 年代的には近代に属しますが、書法は完全なロマン派です。もちろん時代が下っている分やや複になっているものもあります。

 飛びつきたいような曲も見あたりませんが(あえて挙げれば「激流」でしょうか)、知っていればそれなりに使える曲が並んでいます。

 解説は丁寧。舘野さんの好みとは少し異なってしまった。私の方が弾きこなしていない分、おそらくより単純なものをひいきしてます。

 全音からはフィンランドの作品が結構出てますね。そのうちまたご報告します。

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