あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ギロック ピアノピースコレクション 1  全音      

 あきこさんからのリクエストにより「ギロック ピアノピースコレクション」の1巻を取り上げます。しかしギロックは人気ですね、まあ確かにそれだけの理由はあるのでしょう。

番号 曲名 難易度 評価
 1 海の霧   3  B
 2 秋が来た   4  A
 3 えものをさがす子猫   4  B
 4 楽しい休日   4  B
 5 おもちゃのアヒル   3  B
 6 インディアンの太鼓   3  B
 7 インディアンの儀式   3  B
 8 ガラスの靴   4  B
 9 月の光   3  B
10 道化師たち   3  C
11 田舎の踊り   4  B
12 海辺の歩道   4  C
13 オルゴールのワルツ   4  A
14-Ⅰ プレリュード   4  A
   Ⅱ 陽気なマーチ   5  A
   Ⅲ 吟遊詩人の歌   5  B
   Ⅳ 楽しいダンス   5  B
15 聖日   6  B
16 漂う雲   4  B
17 子もり歌   5  B
18 山のバラード   5  B
19 夏の雲   5  B
20 フラメンコ   5  A
21 小さなエチュード   5  B
22 アラベスク・センチメンタル   6  A
23 舟歌   6  A
24 カスタネット   6  A
25 公園であそぼう   7  B
26 リオのカーニバル   7  B
27 パリのポートレイト  12  B(A)

1.全音音階で雰囲気を出している。

3,4.共に、ペダルがある方が感じが出る。なしでも悪いというわけではないが。

7.繰り返しは要ると思う。

8.「はじめてのギロック」にもあった。難易度を修正しておきます。

9.右手の移動がないからそんなに難しくない。

10.最後の右手3とあるが5(もしくは4)です。

11.オクターヴが出てくるがもちろん上の音の省略可能。

13.何気ない佳品。ペダルを付けない場合は3段4小節目の右手(それに類するところ)のスタカートを長めに。低学年くらいだと最後のグリッサンドは困難かもしれない。

14-Ⅰ 言っちゃ悪いがヘンデルのパクリ。4段1小節目左手○13とあるが、○12として次ぎを4。

   Ⅱ これはガルッピのパクリ。

   Ⅲ これはバッハのメヌエットが念頭にあるのだろう。5段1小節目左の指使いがおかしい。最初を2にするのなら(薦めないが)21234,私は32123が良いと思う。

   Ⅳ 4段目右手最初4321234がいい。

15.「聖日」では何のことか分からないかもしれない。日本で言えば「神社のお祭り」。

17.ハチャトゥリアンの「小さな歌」を思い出す。

21、22、23.この三曲はペダルが使えないと面白くない。

24.これはペダルなしでもいける。

25.連弾。

26.2台用だが、単独でも使える。第二ピアノの方がほんの少し難しい。

27.同じギロックの「ワルツエチュード」に感じが似てます。この曲は二人でする方がいいと思う。第二ピアノの方がほんの少し易しいかな。

総合評価          A-

 いつぞや書きましたように、ギロックはやはりバイエル終了程度からがよろしいようです。この本も前半はまあまあというところ。後半はなかなか良い曲が入ってます。

 ただこれはアメリカと日本のピアノ事情の違いからだろうが、ギロックの曲はペダルを必要とするものが多い。手もどちらかといえば大きい方がいい。ということで日本のこどもたちで、この本がぴったりはまるというのは、割と限られるかなという気はします。一人一人の身体的状況を考えてこの本を使うかどうかを考えるべきでしょう。最後の曲を除けば順番に使っても構わない曲集です。メトードローズ終了くらいでちょうどでしょうか。

 最後の曲だけ飛び抜けて難しい。

 2台ピアノというのは連弾よりもう一つする機会がない。ピアノを2台並べている先生ならこの本の2曲はレパートリーにして良いかもしれない。

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