あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

こどものための現代ピアノ曲集Ⅱ  春秋社

一巻は大分前に検討した。一巻二巻ともに今なおカタログにあるからそれなりに売れているのであろう。

曲名 作曲者 難易度 推薦
4つの小曲 1.カノン風に 入野義朗 10  
 2.ワルツ風に    9  
 3.十二の音で   11  
 4.かけあしの行進   10  
ピアノのためのコンポジション第2番 1 小倉朗 10  
 2    9  ☆
 3    9  
 4    8  ☆
 5   11  
 6   14  
お話 1.はじめに 甲斐直彦 17  
 2.因幡の白兎   19  
 3.古池や蛙飛び込む水の音 16  
ピアノソナータ第2番 宍戸睦郎 17  ☆
三つのカノン 1 柴田南雄  9  
 2    9  ☆
 3    9  
三つの曲 1.おにごっこ 高橋源行 12  
 2.ひとりぼっちのうた    9  
 3.ダンスのテンポ   13  
よっつのゆがんだきょく 1.たんじゅんなプレリュード 戸田邦雄  8  
 2.おどけたわるつ   13  
 3.ゆううつなうた   12  ☆
 4.せっかちなトッカータ   18  
子供のための6曲集 Ⅰ 野田暉行 14  
 Ⅱ   13  
 Ⅲ   12  
 Ⅳ   14  
 Ⅴ   14  ☆
 Ⅵ   19  ☆
彼岸花の幻想 八村義夫 25  ☆
ピアノのための二楽章 端山貢明 17  
ソナタ ファーチレ 原博 18  ☆
古典風ソナチネ 別宮貞雄 18  
ギリシャに寄せる二つの子守歌 Ⅰ 松村偵三 17  
 Ⅱ   16  ☆

○4つの小曲 入野義朗にしては解りやすいと言うべきか。

○ピアノのためのコンポジション№2 2番は現代ものの導入にいいかも。4番は響きが面白く使える。6番も面白いが。

○お話 私にはいまいち理解できないものが多い。

○ピアノソナータ2番 全曲通すとかなり長い。使うのなら1楽章単独、もしくは3楽章が美しいので3,4続けて、という感じかな。

○三つのカノン 解りやすいのでたまに弾かれる。2番は反行カノンで情緒あり。

○三つの曲 3番はたまに弾かれるようである、私にはいまいち理解できないが。

○よっつのゆがんだきょく 1は無調というよりは複調か。3は無調でありながら確かに感情を見せている。全曲通してプロのリサイタルのプログラムに載ることもある。

○子供のための6曲集 Ⅴは透明感があり美しい。Ⅵは、私はそれほど好きでもないが、ある種の疾走感が味わえて、たまに弾かれる。

○彼岸花の幻想 子ども向きであるとは到底思えないのだが…。私は決して好きではないが、かなり弾かれる作品なので推薦にしておく。

○ピアノのための二楽章 拍子は不定。2番のほうが難しい。

○ソナタ ファーチレ できるなら全楽章弾かせるといい。この本の中では最も「教材」として使える。

○ギリシャに寄せる二つの子守歌 この本の中では最も現代ものらしからぬ曲。二番の方がより音の流れが滑らかで聞きやすいと思う。

総合評価     B+

今は、日本人作曲家の曲集は山とあるので、この本の需要は減ったと思う。

基本的に「モダン」な作曲家が多く、その手の曲集はまだ少ないので、そういう音楽を学ばせたいと思っている先生にはいいかもしれない。

私が、「モダン」な曲をそれほど評価しないので、そういう曲を好きな方とは微妙に推薦が異なるかもしれない。あくまで参考までに。

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