あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

フィールド ノクターン

フィールドはノクターンを創始したアイルランドの作曲家(1782~1837)。なお、版によって極の順番に違いがあるらしい。ここではpeters版に依拠している。

番号 調性 難易度 推薦
 1 Es 15  
 2 c 14  
 3 As 19  
 4 A 17  
 5 B 14  
 6 F 18  ☆
 7 C 16  
 8 A 17  
 9 Es 15  
10 e 14  
11 Es 13  
12 G 17  
13 d 12  
14 C 17  
15 C 15  
16 F 14  
17 E 19  
18 E 18

2.美しいが、もう一つ洗練されてないという感はある。

4.ショパンのノクターンによくある右手の均等に分割できない多連符が出てきている。

6.ショパンの2番に少し似ている。ショパンはこの曲を知っていたのかどうか。

7.かなり実験的な作品。ノクターンというイメージとは異なるかも。

14~16.これらも今の感覚ではノクターンとは言い難い。

17.曲集中、もっとも大規模な作品。

18.Midi(真昼)という題名がついている。それからして「夜想曲」ではないですな(爆)。この曲だけスピードもやや速い。フィールドはこれは「ノクターン」 に含めていなかった可能性もある。

あとがき

フィールドのノクターンは最近はCDが出ていて、誰でも鑑賞できるようになった。ショパンのものに匹敵できるほどのものではないというのが正直なところであるが、 それでも、「ノクターン」という形式を編み出した名誉がフィールドに冠せられることは間違いない。

ただ、全曲を見た場合、フィールドにとってはノクターンとはテンポの遅い曲の総称であったかのような感もする。われわれの持っている「ノクターン」のイメージは完全にショパンのノクターンに支配されており、そのイメージからすると、ここに挙げられている数曲が「ノクターン」らしくないことは否定できないが、創始者にそういうことを言うのはある意味無礼でもある。フィールドの「ノクターン」よりショパン以降の「ノクターン」の方がより特化した表現形式である、と考えるべきなのであろう。

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