あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

バスティン ピアノ名曲集 1  ジェーン・バスティン編  東音企画

バスティンのシリーズの一つ。今流行の4期に分けた体裁を一応とっている(こちらが本家なのかもしれない)。

曲名 作曲者 難易度 評価
ト短調のメヌエット バッハ  6  A
ト長調のメヌエット バッハ  6  A
ト長調のメヌエット バッハ  7  A
ニ長調のマーチ バッハ  9  A
ソナチネ Op.157-1 スピンドラー  7  C
ヘ長調のメヌエット K.2 モーツアルト  5  B
ト長調のエコセーズ ベートーヴェン  7  A
ト長調のソナチネ ベートーヴェン  7  A
楽しき農夫 シューマン  9  A
勇敢な騎士 シューマン  7  A
兵隊の行進 シューマン  5  B
ダンス Op.39-9 カバレフスキー  3  B
早い行進 Op.39-10 カバレフスキー  4  C
小さな歌 Op.27-2 カバレフスキー  6  A
マーチ Op.69-1 ショスタコーヴィッチ  6  A
冬の物語 バルトーク  4  A
さびしい旅人 バルトーク  5  B
ワルツ Op.39-13 カバレフスキー  5  A

○メヌエットg 何度も出てきている。作曲者が実はバッハではないこともすでに何度も書いている。4段目の左のフレージングにやや違和感があるが、まあ、使える。

○メヌエットG 前曲にもいえることだが、この本のフレージングはスラーのあるところはつなげる。スラーの切れ目はどちらでもいい、ぐらいの意味合いであろうと思う。

○メヌエットG Anh.116。右ページ8小節目右のリズムが、一般に流布されているものと異なる。

○ソナチネ なぜこのソナチネ? と思う。

○エコセーズ 4小節目の音が一般に流布されているものと異なる。これはそもそも本来ピアノ曲かどうか疑わしいのだが。

○楽しき農夫 レガートにこだわらないと、もう少し易しいが。

○ダンス これは易しい。

○小さな歌 これはあちこちに収録されている。

○マーチ これも現代の代表的お子様名曲。

○冬の物語 「子どものために」1巻の3番。曲名はバスティンがつけたのかも。

○さびしい旅人 原題は「悲しみ」。「子どものために」2巻の7番。

総合評価    B+

こういう曲集は最近山ほど出てます。収録曲が原則名曲ばかりですから、評価が悪くはずがないのですが、この本に関しては「まあまあぐらいかなあ」というのが正直な感想。

有名曲以外の収録曲であまり使えないのが混じっているのがひとつ。あと、難易度がばらけ過ぎているのがまずいでしょうねえ。

フレージングはやや独自のものもありますが、そのままで差し支えないと思う(ややアメリカ的という感じ)。

バスティンをお使いの先生は使えるかな。他の教本の先生がわざわざこれを使う理由はあまり見当たらない。

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