あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ピアノメトード 名曲編 7級 vol.2   ヤマハ

これは、ヤマハ内部の検定試験用の教材ですが、普通の先生が使うこともできます。ヤマハはなんといっても日本における最大の勢力なので、 ヤマハの7級はこれぐらいなのか、と知っておいて損はないかも。

曲名 作曲者 難易度 評価
ひなぎく モーツアルト  6  A
マーチ C.P.E.バッハ  9  A
ソナチネ シュミット  7  C
ラッパ手のセレナード スピンドラー  7  A
バリエーション フンメル  7  B
初めての悲しみ シューマン  8  A
ソナチネ ベートーヴェン  7  A
お庭で踊ろう グルリット  7  A
子どものソナタ シューマン  9  A
優美なワルツ メトカーフ  6  A
トッカーティナ フルマンデル  7  C
ゴパーク ムソルグスキー  8  B
ギャロップ ストリーボッグ  7  A

○ひなぎく 原曲不明。モーツアルトらしい佳品。

○マーチ あちこちで出てくる。見かけより難しい。

○ソナチネ Op.207-1の1楽章。ややまとまりが悪いと私は感じる。

○ラッパ手のセレナード 一部易しくしてある。オクターブの削除はともかく、最後の左を単音にするのは不要と思うが。

○バリエーション 何のバリエーションか書いてないが、主題らしき曲はウェーバーのものだと思う。

○初めての悲しみ これも定番に近い。

○ソナチネ 1楽章のフレージングは記憶にないが、まあ、これでもいいだろう。2楽章は他の版とほぼ同じ。

○お庭で踊ろう 「子ども音楽会」の14番。「野原で踊ろう」だと思うが、英訳の段階で誤訳になっているようだ。

○子どものソナタ 「子どものためのソナタ」1番の1楽章。この本の中では一番難しいかな。

○優美なワルツ これは易しい。生き生きと。

○ゴパーク 全音のピースにあるので、昔たまに弾かれていたが、最近あまり耳にしない。

○ギャロップ 古い併用曲集にはよく出ていた。単純でわかりやすいが、やや冗長か。

総合評価    B+

半数以上が評価Aですから、総合もそれなりの評価になるのは当たり前ですが…

心証はそれほどよくはないです。理由は、ほとんどの曲がどこかで見たことのある曲ばかりだということ。で、にもかかわらず、飛びつきたいほどの曲はほとんどなく、2番手クラスの曲が大半だということ。まあ、ただ、それはこの本がヤマハ内部の試験課題曲集ということからはやむを得ないことかもしれません。

ヤマハに関係のない先生も当然使えます。ブルグミュラー半ばくらい、あるいはソナチネに入るにはちょっと力不足くらいの生徒にはいいかも。ただし、さっき言いましたように2番手クラスが多いだけに、子どもにどこまで喜ばれるかは何とも言えない。

ヤマハの7級は当会の難易度7ぐらいだということですかね。

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