あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

アルフレッド・ピアノライブラリー リサイタルブック 6 

           W.A.パーマー/M.マニュス/A.V.レスコー/編著  田村智子訳    全音

曲名 作曲者 難易度 評価
トランペットの調べ クラーク 10  B
この曲なあに パーマー  9  B
ふしぎな物語 ヘラー 12  B
ハ長調のプレリュード バッハ 12  A
イ長調のワルツ Op.123-6 グレチャニノフ  9  A
嬰ハ短調のマズルカ P.M.L 11  B
くま レビコフ  9  B
ラレド 古くから伝わる曲 10  A
いつしか去りて   11  A
幻想的形式のソナタ ベートーヴェン 14  A
カントリーソング パーマー 10  B
変イ長調のポルカ P.M.L 11  B
ハ長調のディヴェルティメント ハイドン 13  B
二短調のトッカータとフーガ バッハ 15  A
小さな羊飼い ドビュッシー 13  A
ロ短調のプレリュード ショパン 13  A
ハ長調のソナタ モーツアルト 14  A

○トランペットの調べ 付点が甘くならないように。

○この曲なあに いい曲だが、同じことの繰り返し。

○ふしぎな物語 これは初めて見る。

○ハ長調のプレリュード 平均率1巻第1番のプレリュード。

○イ長調のワルツ 何気ない佳品。

○嬰ハ短調のマズルカ やっぱりショパンのマズルカがいいなあ。P.M.Lとは3人の編者共作ということだろう。

○くま 旧版にもあった。無調であるが、平易。

○ラレド コープランドが「エル・サロン・メヒコ」で使っている。

○いつしか去りて 黒人霊歌っぽいが、編者の誰かが作ったのかも。ペダルがある方がしみじみとした感じが出せる。

○幻想的形式のソナタ 「月光」の1楽章。

○カントリーソング 月光の次にこういう軽い曲が来るところが、アメリカ系教本の面白い?ところ。曲自体はなかなかよく、Aでもよかったかも。

○変イ長調のポルカ 前曲と二曲、Asの練習。fではなく、C mollに転調するところが面白い。

○ハ長調のディヴェルティメント 速さによってかなり難易度は変わるが、ある程度速く弾きたい。

○ニ短調のトッカータとフーガ これはこの巻の中の一番の優れものかも。発表会で使える。

○ハ長調のソナタ トリルの註が32分音符になっているということは、かなり遅めのスピードを想定しているということになるが、賛成しがたい。 せいぜい6連符まで。全体の速さを犠牲にするようなトリルの入れ方をしてはいけない。

総合評価     A-

半数、評価Aだから、総合もまあAカナなのだが、主観的にはBでもいいような気もする。つまりAというのはほとんどがよく知られた定番の曲ばかりだからである。

「トッカータとフーガ」の易しいしかも使える編曲があったのでAになったということかな^^

アメリカ系教本の常だが、難易度10くらいまでが初級、そこらへんまではいろいろなことを丁寧に教え、曲の配列にも気を配っているが、それ以降の中級になると、あまり難易度に気を配らなくなる。必要なことはすべて説明したはずだから難しさはほぼ同じ、ということなのかな。

最初に書いたように、各作曲家の曲集を使うようになれば多くの曲がそれに含まれることになるので、買う必要はないとも言えるが、それ以外の珍しい曲、そして「トッカータとフーガ」の編曲を入手したい方は持っていると役に立つ、というところ。

トップへ戻る   1つ上に戻る

© 2015- 田所理央 ご意見・ご感想は t.masato@mathemarimo.bird.cx までお願いいたします。