あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ピアノ小曲集 2  安川加寿子編   音楽之友社

先に取り上げた「ピアノ小曲集」の第二巻。このシリーズはこの二冊だったと思う。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 バガテル ベートーヴェン  9  A
 2 人形の子守歌 シューマン 11  B
 3 ガヴォットと変奏 ヘンデル 14  A
 4 狩人の歌 シューマン  8  A
 5 タンブラン ラモ― 12  A
 6 アレグロ・グラツィオーソ シューマン  9  A
 7 メヌエット ヘンデル  9  A
 8 主題と変奏 ハイドン 13  B
 9 ワルツ(願い) ベートーヴェン 11  B
10 お母さま聞いてちょうだい モーツアルト 17  A

1.Op.33-3。フレージングその他は大分付け加えられている。安川さんの手によるものかどうかは不明。

2.子どものためのソナタ1番の3楽章。微妙に弾きにくいかもしれない。

3.組曲第二巻第7組曲から。最近私はあまり耳にしなくなった。

4, 5。 いずれも教材としては少し使いにくいんですがね。

6.子どものためのソナタ1番の1楽章。これはいい曲。

7.これはちょくちょく見かける佳曲。指使いはおそらく安川さん独特のもの。

8.これもちょくちょく見かけるが、さほどいい曲でもないと思う。

9.原曲はピアノ曲ではないと思う。誰の編曲かは不明。

10.いわゆる「きらきら星変奏曲」。フレージング・指使いは独特のもの。

総合評価      B

表を見てお分かりのように、大半の曲が評価Aなのだから、悪い本であるわけはない。ただちょっと使いづらいというのは否めない。

難易度がばらばらだから、継続的にレッスンにしようというのはちょっと考えられない。どれか一曲を狙ってということになるのだろうが、そうなると、目玉というか、この曲、というほどのものはないのである。たいてい他の本で間に合うということになってしまう。

おそらく全体に安川さんの目が届いていて、彼女独特のフレージングなり解釈なりを楽しみたい人にお勧め。

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