あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

大村典子ピアノピースセレクション 13 暮しと遊びA   音楽之友社

久しぶりにこのシリーズを取り上げる。20年以上出版され続けているのだから、選集としては驚異的に息の長いシリーズである。 ただ、今回びっくりしたのは値段、倍になっている! 著作権の絡みもあるからある程度高いのは分かるが48ページで¥1600、 いくら何でもという気がする。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 かわいいおともだち クワタル  3  B
 2 羊飼いの歌 ベール  4  B
 3 バースデーマーチ ケーラー  4  B
 4 ずいずいずっころばし 奥村一  9  A
 5 縁日 グルリット  5  B
 6 辻音楽士 グルリット  7  B
 7 あやつり人形 ローデ  7  A
 8 ちょうちん行列 ブロウノフ  8  A
 9 ダンス サボー  5  B
10 チクタク時計 ツェルニー  5  B
11 踊りのおけいこ リヒナー  6  A
12 楽しい朝 ストリーボッグ  5  B
13 たんじょうびのマーチ シュバルム  6  A
14 着せかえ人形 奥村一  7  B
15 野原で踊ろう グルリット  6  A
16 ガロップ ストリーボッグ  6  A
17 いじめっこ 佐藤敏直  7  A
18 チョトシタケンカ 林光  7  B
19 くやしなみだ 佐藤敏直  7  A
20 元気な行進曲 スターンクラー  7  B
21 集い 飯田三郎  7  B
22 通りゃんせ 奥村一  8  A
23 パレードマーチ リヒナー  8  A

1.その昔「子どものツェルニー」に収録されていたような記憶があるのだが…。クワタルとは何者か?

2.ポジションの移動がない。ただ、だからといって極めて易しいというわけではない。

3.これはあちこちで見かける。

4.奥村一編曲というべきだが。かなり難しい、指が回ることが前提。

5.これは見た目より易しい。

6.辻音楽士という存在そのものの説明がいるだろう。

7.これはあちこちで見かける。

8.面白い曲です。手が小さいのならオクターブは省いてもいいでしょう。

9.ピアノの学校1、にもある。

10.分かりやすいといえば分かりやすい。

11.これは定番。

12.練習曲Op.63-1。スケールの練習。

13.これいい曲なんですがねえ、あまり見ない。他には小川一朗さんの「ピアノ小曲集2」にあるくらいかな。あれ、最近店頭で見かけないし。

14.6/8と3/8は同じ人形の異なる表情、2/4は子どものしぐさ、でしょうかねえ。

15.6と同じくグルリットの「子ども音楽会」所収。

16.昔よく見かけたが、最近の併用曲集では見かけない。

17.この曲が本来入っている佐藤さんの曲集が絶版になり、この本でしか入手できなくなりました。これと19番とが目当てで この本を検討しているのです。で、これはいじめっこのどこか荒涼とした心象風景を想像させる名曲。付点は次に引っ掛けるように、絶対に甘くならないこと。

18.アーティキュレーションに気をつけて。

20.ちょっと風変わり。作曲者については私は記憶がない。

21.子どもたちがにぎやかに集まってる感じかな。

22.これはほとんどそのまま。編曲ともいえないくらい。

23.長い。発表会用。

総合評価     B+

前半はいまいちか他にもよく見かける曲かですが、後半この本でしかお目にかかれない曲やら、名曲でありながら他にあまり収録されてない曲が多く、 評価が上がりました。

このシリーズは息長く続いてますが、今から見ても選曲が優れていること、類書であまり見かけないものがあること、成功した理由は この2点でしょうねえ。

欠点としては、難易度があまり揃っていないので、1冊順にやっていくということがほぼ不可能。結局発表会かなにかのときにこの本を買わせるということになるのでしょう。出版社としてはもうかるからそれでいいんでしょうけどね。

冒頭にも書きましたが、えらい値上げしたなあという感じ。売上落ちるよ(笑。

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