あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ピアノのステージA  カワイ出版

ずいぶん前にBは取り上げてます。1976年初版ですから、非常に長く使われている本ということになります。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 マーチ ショスタコービッチ  6  A
 2 ゆうぐれ 林光  7  B
 3 メヌエット クリーガー  5  A
 4 エール ブロウ  7  B
 5 ブレ クープラン  8  A
 6 シチリアーノ パーセル  8  B
 7 アレグロ テレマン  7  B
 8 ジグ テレマン  6  A
 9 カンツォーネ ガルッピ  8  B
10 ホルンの小曲 L.モーツアルト  7  B
11 アリエッタ モーツアルト  8  B
12 ポロネーズ モーツアルト  8  A
13 6つの小さな変奏曲 クーラウ  8  B
14 レントラー D.679-2 シューベルト  6  B
15 ワルツ シューベルト  7  B
16 ロマンス メンデルスゾーン  8  B
17 メロディー シューマン  5  B
18 ワルツ ブラームス  8  A
19 人形の病気 チャイコフスキー  7  A
20 人形のなげき フランク  7  B
21 小さなニグロ ドビュッシー 10  A
22 やさしいおもてなしありがとう ミヨー  9  B
23 アンダンティーノ ハチャトゥリアン  8  A
24 道化師 カバレフスキー  6  A
25 楽しいおとぎ話 ショスタコーヴィッチ  9  A
26 山のこども 中田喜直 10  B
27 おじいさんのお話 長沢勝俊  9  B
28 春の山辺 佐藤敏直  8  A
29 主イエスは十字架にかかりたもう シャイト  7  B
30 フーガ パッヘルベル  7  B
31 サラバンダ コレッリ  8  A
32 サラバンダ ヘンデル  8  B
33 小前奏曲 バッハ BWV.939  9  A
34 マーチ BWV.Anh.124 バッハ  9  B
35 リゴドン ダカン  8  A
36 プレスト スカルラッティ 10  B
37 アレグロ E.バッハ  8  A
38 ポロネーズ F.バッハ 10  B
39 フィナーレ ハイドン  8  A
40 ソナチネ ベートーヴェン  7  A
41 レントラー ベートーヴェン  8  B
42 ドイツ舞曲 ウェーバー  7  C
43 日記 リスト  7  C
44 最初の悲しみ シューマン  8  A
45 新しいお人形 チャイコフスキー  7  B
46 妖精のおどり グリーグ  9  A
47 メヌエット モーツアルト  8  A
48 ドイツ舞曲 ベートーベン  5  A
49 練習曲 ベルティーニ  8  A
50 演奏会用小品 ブルックナー  8  B
51 ワルツ ブラームス 10  B

1.最近は結構有名になったかも。最初の二曲が<現代1>となっている。

2.いい曲だが、微妙に複雑かもしれない。

3.ここから8番まで<バロック1>。これも超有名曲。

4.バロックらしくにぎやかないい曲。モルデントを記号を使わずに小音符で記してある。

5.短調だが、明るくにぎやかに。

6.装飾音を入れなければかなり易しくなるが、まあ、入れるべきでしょう。

7、8.いずれも、明るくにぎやかに。8はあちこちで見かける。

9.左の動きが複雑で、その分弾きにくい。ここから13まで<古典派1>。

10.分かりやすいいい曲だが、終わり方を修正した方がいい気がする。

12.これはあちこちで見かける。

13.昔の併用曲集ではときどき見かけたが、最近あまり見ないなあ。

14.おそらくシューベルトの最もやさしいレントラー。ここから20まで<ロマン派1>。

15.Op.9-1を易しくしたもの。

17.この本で一番易しいか。あまり子ども向きではないと思うが。

18.Op.39-3を易しくしたもの。感じはよく出ている。

19.これは「人形のお葬式」とペアで弾かせたい。

20.極めて寡作なフランクにこういう曲が残されている。

21.ここから28まで<印象派と現代2>。ドビュッシーの作品では最もやさしいが、それでもこの曲集中では一番難しいか。

22.きれいな曲ですが、こういうのは手こずるでしょうね。

23.これはよく見かける。7か8かでいつも迷うのですが…

24.これも定番。

25.子供は喜ぶ、見た目ほど易しくはない。

26.速く弾きすぎると指がもつれる。

27.半終止で終わる。

28.佐藤敏直氏は子ども向きピアノ曲を多数書いている。作風は土俗的というか、古い日本を感じさせるものが多い。

29.ここから<バロック2>。コラール旋律になじみのない日本人では、なかなか感動しにくい。

30.フーガとしては解りやすい。

31.これはあちこちで見かける名曲。

33.おなじみの曲だが、この版はフレージングに統一が取れてないとも言いうる。

35.あまり速く弾きすぎないように。

36.速く弾くと、かなり難しい。

37.これはあちこちで見かける。このフレージングでいいと思う。

38.いきなりこういうのは難しいかも。

39.ソナタHOB.9の3楽章。たまに見かける。

40.これは定番だろうが、ソナチネの中では最もやさしい部類。

41.これもよく見かけるが、そもそもピアノ曲なのかどうか私は知らない。

42,43.ここら辺は正直さほどいい曲とは思えない。

44.これは定番。

45.ちょくちょく見かけるが、人形の3部作の中では一番劣ると思う。

46.繰り返しは必ずつけること。(もともとの楽譜には、そもそも繰り返し記号を使わずに、2度書かれている)

47.ここから最後まで連弾。secondは8くらい。primoは一か所を除いて易しい。

48.ソロ用の編曲の方が有名かな。secondも5くらい。

49.連弾ならではの練習曲という感じ。secondも8。

50.ブルックナーのピアノ曲は珍しい。secondは7。

51.ブラームスのワルツの2番。secondも10。

総合評価     B

表を見返してみると、Aが結構多くあるのだが、心象としてはそれほどよくないのよねえ。

古典とロマンにい曲が少ないというのが一つの理由かな。

もう一つの理由は、難易度がばらばらで、使うに当たっては前もっての先生の下調べが欠かせないということもあるかもしれない。 順番に渡したりしたら、途中で生徒がギブアップする可能性大。

長いこと使われているというのは、カワイの教室で使用されているからでしょう。

このシリーズは次巻の「B」の方がお勧め。この「A」も使えなくはないが、ちょっと人を選ぶかも。

有益なのは多く書きこまれている解説。先生も目を通すと一つや二つ新しい発見があるかも。

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