あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ギロック ピアノピースコレクション 2 全音楽譜出版社

1巻は大分前に取り上げています。もうギロックは日本のピアノ教育界では必修に近い教材になったのかも。

番号 曲名 難易度 評価
 1 ハーレクイーン  6  B
 2 去年の春  7  A
 3 ジャングルの沼  7  B
 4 セビリア  5  B
 5 アダージョ・エキゾチック  8  A
 6 バグダッド  7  A
 7 森の湖のほとりで  7  B
 8 ウイーンのロンド  8  A
 9 セレナーデ  7  B
10 荒れ果てた農園 11  B
11 イ長調のエチュード 12  B
12 ウイーンの想い出 11  A
13 ポリネシアン・ノクターン  9  B
14 ノクターン 10  B
15 ブルー・ムード  9  B
16 ブギ・プレリュード  9  A
17 ブルース・プレリュード  9  B
18 ジャズ・プレリュード 10  A
19 ジャズ・プレリュード(連弾)  9  A
20 歩道のカフェテラス  6  A
21 終奏曲  7  B

1.後半の方がいい気がする。

2.ペダル必須。大人の初級者向き。なお訳は「この前の春」の方がいいと思うが。もしくは「今年の春」でもいい。Last Springが 「去年の春」になるのは、翌年の冬もしくは春だけで、確率50%以上で「今年の春」のことになる。

3.ペダル必須。手が小さいと不可。題名から連想されるような雰囲気は感じにくい。

4.明るい南国スペインのイメージ。

5.少し難しくなるが、指示速度より速くてもいいと思う。

6.これもペダルはほしい。

7.10度ポジション。手が大きければ易しい。

8.確かにウイーン風、オクターブを省けば小さい子でもいける(その場合は上の音を弾いた方がいい)。

10.同じ題の曲がマクダウェルにもある。彼もアメリカ人だなあ、日本であまり弾かれないのはギロックと違って子ども向きの曲が少ないからだろうねえ。

11.左右交互で、メロディを浮かび上がらせること練習。

12.ウイーンの夜の社交界の想い出でしょうねえ。何となくハリウッドっぽいが。

13.格別ポリネシアンという感じはしないが。

14.交差の練習。

15.面白いんだが、8小節3拍目のAHDは何かの間違いかと思ってしまう。もしミスプリで、正しい音があるとするなら評価A。

16.左のリズムの1拍目は、スイングの後の音符を二等分するものと思う。

17.8分音符はスイングするのかどうか不明。するのなら(した方がいいと思うが)ぬるめにして、中間部と違いをつける。

18.これはスイングするものと思う。教材として作ったんですかねえ。

19.18の連弾ヴァージョン、ソロよりいいかもしれない。指示速度はかなり速い、もう少し遅くてもいいだろう。速いと合わすのが かなり難しくなる。secondの難易度も9。

20.secondは9。欧米の中産階級のちょっとおしゃれな休日、というような感じ。

21.編者に捧げられたもの。編者にとっては宝物でしょう。かなり遅く。

総合評価     A-

これだけAが多ければ、まあ、当然総合もAになるんですがね。

ただ、一冊まるまる使いたいかというと、そうでもない。セミ・クラシック的な曲が多く、どちらかといえば、主教材の合間に使う という感じだと思う。

何冊かの本の寄せ集めで微妙に雰囲気が異なっている。ギロックの初期の作品が多い。

何曲かは改訂版の教材一覧表に顔を出しそう。

ほぼ全曲ペダルがいる。手も小さいと使いにくい。中学生以上くらいの生徒用というべきでしょうね。

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