あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ショスタコーヴィッチ 24のプレリュード Op.34

ショスタコーヴィッチの作品は近年、全音から立て続けに出版されている。これもいったん出版されたのだが、すでに絶版になってしまった。私の楽譜は ANGLO-SOVIETという出版社です。

番号 調性 難易度 推薦
 1  C 14  
 2  a 16  ☆
 3  G 15  
 4  e 16  ☆
 5  D 20  
 6  h 15  ☆
 7  A 13  ☆
 8  fis 17  
 9  E 15  
10  cis 15  ☆
11  H 18  
12  gis 17  
13  Fis 12  
14  es 14  ☆
15  Des 13  
16  b 14  ☆
17  As 15  ☆
18  f 16  
19  Es 15  
20  c 17  
21  B 14  ☆
22  g 13  ☆
23  F 14  
24  d 19  ☆

1.調性は途中からかなり不明瞭。

2.スケール的な音型が不規則でいやらしく弾きにくい。

3.静かなたたずまいを見せているが、最後に強烈な印象がある。

4.5拍子。3声だがさほど難しくはない。

5.難易度は速さ次第。

6.ちょっと道化っぽい。

7.割と単純。

8.6よりもうひとつ軽い道化。

10.分かりやすい。

12.速いが、さほどややこしくはないのでまあ、弾きやすいだろう。

14.劇的な表現というものを学べる。

17.変則的ワルツと言えないこともないか。

21.5拍子。ロシア人は5拍子を好むようである。

22.何気なく、物悲しく。

23.譜面面は易しいが、9度ポジションなので少し弾きにくい。

24.終曲らしい雰囲気はある。

総合評価     A-

現代ものの入門にとてもいい。

プロコの「束の間の幻影」と双璧をなすといえようか。プロコの方が都会的、ショスタコの方がロシア的という感じはする。

ギロックの「抒情小曲集」は一段と易しいし、何より基本的にロマン派であって近現代とは言えない。芥川の24のプレリュードも あくまで子供用に作られている。

一般向きの現代もの入門として、今なお最右翼に属する曲集であろう。

傾向としては、短調作品が叙情的、長調作品は跳躍が多く道化的という感じはする。

なお、現代ものの難易度は非常につけにくい。書法に慣れているかいないかで困難さがまるで異なるからである。私自身、以前につけたものと 数値がだいぶ異なることがある、あくまで一つの参考としてお読みください。

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