あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ぴあのどりーむ 小学生のためのピアノ小曲集 下  田丸信明編   GAKKEN

先に上巻を検討しています。使えないなという評価でしたが、上下まとめて買ってしまったので下巻も調べることになりました。

曲名 作曲者 難易度 評価
あやつり人形 田丸信明  4  C
スケーターズワルツ ワルトトイフェル  6  A
ストップウォッチ ツェルニー  5  C
かけ足 ツェルニー  5  C
森のかっこう ブレスラウアー  4  B
メヌエット ディアベリ  5  B
ソナチネ シュミット  4  C
メヌエット L.モーツアルト  5  B
楽しいハイキング 田丸信明  4  C
白い貝がら ツェルニー  4  C
ハイジとおじいさん 田丸信明  5  C
短いお話 リヒナー  6  A
おもいで 田丸信明  5  C
小川の流れ ケーラー  4  A
そりすべり(ドイツ舞曲) モーツアルト  6  A
ジャックと大男 田丸信明  4  B
金の星 ストリーボック  6  A
マリオネット ローデ  7  A
アルプスのバラ ベール  6  A
トランペットセレナーデ スピンドラー  7  B
5月の歌 モーツアルト  4  A
魔法にかけられた王女 田丸信明  6  C
メヌエット クリーガー  5  A
公園通り 田丸信明  6  B
ロンド ディアベリ  5  B
マズルカ ウェップ  5  B
野ばらによせて マクダウェル  9  A

○あやつり人形 同指による連打がある、ちょっと使いたくない気分。それがなければBだが。

○スケーターズワルツ これは田丸さんの編曲。譜面面ほど難しくないが、そんなに易しいわけではない。

○ストップウォッチ これはほぼ純然たる練習曲、6度用。

○かけ足 2連と3連のリズムを正確に弾かさないと、あまり意味はない。

○森のかっこう 整った佳曲。

○メヌエット これはあちこちで見かける。

○ソナチネ Op.248の1楽章。このソナチネは2,3楽章ができがいい。まあ、大分難しいが。

○メヌエット アーティキュレーションに異論はあるだろう。

○楽しいハイキング 長いので発表会向けと言えないこともないが。

○白い貝がら 少し変えてある。そのままでかまわないと思うが。

○ハイジとおじいさん 曲そのものはいいメロディーだが、前奏部分の同音の指のややこしさで、大半の子供が音を上げそう。

○短いお話 これは定番。

○小川の流れ 地味ですが美しい曲。

○そりすべり これはアウフタクトになっている版と両方見る。

○ジャックと大男 割と面白い曲だが、右手がジャックで左が大男かな?

○金の星 これも定番。このあと2曲も定番。

○アルプスのバラ 少しやさしくしてある。

○トランペットセレナーデ オクターブの省略はともかく、最後の左の和音の省略は首をひねる。

○魔法にかけられた王女 あまり恐ろしい魔法ではなさそう。

○メヌエット ほんのちょっとだけ易しくしてあるがその分の+より、曲がゆがめられた-の方が大きいと私は思う。

○公園通り 最初の左のCisが私は引っかかるのよねえ。それさえなければAと言えそうな曲なんだが。

○マズルカ 初めて見たが、割といい曲ですね。

○野ばらによせて 場違いに難しいと思うが。

総合評価     C+

上巻よりは評価が上がってます、それでもいい評価とは言えないが。

評価が上がった最大の理由は、おそらく編者の作品の割合が減ったこと。そして編者の作品自体も難易度が上がったせいか、上巻よりは 優れた作品であると見受けられること。

ただ、割合の増えたほかの作曲家の作品であるが、私が首をひねるのは編者が手を入れて少しだけ易しくしてあるということである。 難易度が極めて高く全く手の届かない作品を易しくするのは理解できる。しかし難易度にしてせいぜい1しか易しくしない程度の改編に さほどの意義を認めることはできない。下手をすると、原曲の良さを大きく損なってしまう危険もあるのだから。たとえば「トランペットセレナーデ」 である。

まあ、我慢すれば使えないこともないかな、というのが正直な感想。

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