あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

キャサリン・ロリン ビーニー動物園 安田裕子訳・解説   全音楽譜出版社

ピアノがひけたワン、という副題が付いている。各曲に挿絵があり小さな子どもたちに音楽に親しんでほしいという 作曲者の思いがこめられている。

曲名 難易度 評価
お笑いチンパンジー  2  B
夜のふくろう  2  A
私のカエル  2  B
レインボウ・フィッシュ  2  B
ロックン・ラクーン  2  B
ひよこのワルツ  2  B
ビーニー動物園のミレニアム  3  A
ビーニー雄うし  3  A
よちよちペンギン  3  B
ぼくはゴリラだ  3  A
ふしぎなユニコーン  3  A
へびつかい  4  B
ジャングル・フィーバー  4  A
なかよしパピー  3  B
こわそうなワニ  2  B
わたしのビーニーくまちゃん  2  B
空とぶカンガルー  3  B
ロッカドゥードルコッカドゥードル  4  A
子ねこのミャオ  3  B
サメ  3  A
ビーニー蝶々さん  2  C
のっぽのきりん  2  B
おしゃべりなアヒル  3  B
おうさまライオン  2  B

○お笑いチンパンジー ほとんど難易度1。この難易度でそれなりの曲に仕上がっているところはなかなかのもの。

○夜のふくろう これは完全に難易度2だが、内容は上と同じ。前曲ともども入門者の発表会用に使える。

○私のカエル トンプソンの「まちかどのおまわりさん」に似ている。

○レインボーフィッシュ 全音音階。

○ロックンラクーン 面白いのだが、右のEと左のEsのぶつかりは気になる。右手のCEGの和音は2拍早く離す方がいいと思う。

○ひよこのワルツ 相当長い。発表会で使える。

○ビーニー動物園のミレニアム トランペット(らっぱ)の音をイメージさせて。

○ビーニー雄うし 結構映える。

○よちよちペンギン 八分音符を2個ずつくっつけた方がペンギンらしさが出るが、テクニック的にはそういう弾き方は 原則的にあまりよくないのが悩みの種となる。

○ぼくはゴリラだ 中間部はいちいち左右に分けない方がやさしいかもしれないが。

○ふしぎなユニコーン これはペダルがあるほうがやはりいい。

○へびつかい ポジションの移動が多い分やや難しい。

○ジャングル・フィーバー これはある程度速く弾きたい。

○なかよしパピー これも相当長い。

○こわそうなワニ 連弾。secondは難易度3。

○わたしのビーニーくまちゃん この難易度にしては上出来な曲。

○空とぶカンガルー 微妙にカンガルーの跳び方とは違うような気が・・

○ロッカドゥードルコッカドゥードル 少しジャズっぽい。

○子ねこのミャオ 最後にポジションの移動があるだけ。

○サメ 8度ポジションではあるが、まあ易しい。ジョーズの雰囲気を出すこと。

○ビーニー蝶々さん ニ長調。これは蝶々のひらひらという雰囲気を出すのは難しいだろうねえ。

○のっぽのきりん これはそういう感じ。

○おしゃべりなアヒル 最後に交差がある。

○おうさまライオン 最後だが、別に難しくない。

総合評価     A

この難易度のオリジナル曲でここまでいい物をそろえれば、文句なしのAですねえ。

幼い入門者が最初の段階をクリアしたころ(両手の別々の動きが苦にならなくなったころ)からの併用曲集として最高の部類に属する。

難点がいくつか。まず難易度順に並んでいない。最初は難易度順かと思ったのだが、そういえるのはジャングルフィーバーまで。そこからは明らかに易しいものが混ざっている。

幼児に最もふさわしい曲集であるが、それにしては楽譜がやや小さい。

前もって下調べをし、やや余裕のある生徒にわたして、一気に片付けてしまうのがいいだろう。

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