あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

グローバー・ピアノ併用曲集 4   音楽之友社

グローバーの併用曲集は4巻からはこれまでと異なり、大作曲家の易しい曲を編集してある。4巻はバッハ・ モーツアルト・ベートーヴェン・シューマン、各作曲家のお話が載っている。子どもには到底読めないから読んであげるといい。

曲名 作曲家 難易度 推薦
プレリュード バッハ  5  
ミュゼット バッハ  5  ☆
コラール バッハ  6  
ヘ長調のメヌエット L.モーツアルト  5  ☆
ハ長調のメヌエット モーツアルト  5  
変ロ長調のアレグロ モーツアルト  7  
ロシアの踊り ベートーヴェン  5  
ドイツ舞曲 ベートーヴェン  5  
変ホ長調のエコセーズ ベートーヴェン  6  
田舎の踊り ベートーヴェン  5  
農夫の踊り ベートーヴェン  6  
兵士の行進 シューマン  5  
勇敢な騎士 シューマン  7  ☆
ゆりかごの歌 シューマン 10  ☆
楽しい農夫 シューマン  9  ☆
メロディ シューマン  5  

○プレリュード 原曲不明。

○ミュゼット イギリス組曲3番より。

○コラール これも不明。

○ヘ長調のメヌエット よく弾かれる。

○ハ長調のメヌエット これをK.V1としてある本をたまに見かける。

○ロシアの踊り リズムを付点にしていない楽譜も見かける。

○ドイツ舞曲 手の小さい子は当然オクターブを省く。

○変ホ長調のエコセーズ 弾かせるとしたら、Es Durという点にいみがあるかな。

○田舎の踊り これはちょくちょく見かける。

○農夫の踊り これはあまり見かけない。

○兵士の行進 子どものためのアルバムの2番。

○勇敢な騎士 これは定番だが、やや難しい。

○ゆりかごの歌 これはこの段階では無理だろう。

○楽しい農夫 これも定番だが、なぜかシューマンだけは難しいのが入っている。

○メロディ で、最後がこれと。シューマンの選曲基準だけはどうもようわからんなあ。

総合評価     B-

グローバーの併用曲集は4巻から趣を変えて、大作曲家の易しい小品シリーズになる。

グローバーのシリーズを主教材にしてずっと続けて使っていくという先生ならば、ここらへんで大作曲家の小品を手がけるというのは、当然のことともいえ、なんら問題ないといえるのだが。

普通の併用曲集としてみた場合は、それほど興を引くものではない。

選曲がそれほどなじみのあるものではなく、唯一名曲の多いシューマンは難易度的にこの段階では苦しいからである。

グローバーオンリー派以外にはおそらく用のない曲集。結局グローバーの併用曲集で最も使えるのは3巻、 ついで2巻ということになりそうである。

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