あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ロマン派ピアノ小品集 1   ヤマハ

前に3巻を取り上げた「ロマン派ピアノ小品集」の1巻。

曲名 作曲者 難易度 評価
朝のあいさつ Op.210-1 グルリット  2  C
小さな歌 Op.210-2 グルリット  2  C
五月に ベール  3  B
フランスの子どもの歌 Op.575-1 ベール  2  A
夕暮れのお使い ケーラー  2  C
楽しい集い Op.210-3 グルリット  3  B
かわいい舞曲 Op.210-4 グルリット  3  C
勇気のある人 Op.210-6 グルリット  3  C
舟歌 ベール  3  B
子守唄 グルリット  3  B
バースデイマーチ ケーラー  4  B
ガボット イ短調 グルリット  5  A
気晴らし ケーラー  5  C
楽しい時間 グルリット  3  B
ワルツ ト長調 ケーラー  5  B
短い物語 リヒナー  6  A
狩り Op.210-7 グルリット  5  B
チックタック フンテン  4  C
アレグレット グルリット  4  C
マズルカ グルリット  5  B
メロディー トーマ  6  B
小さなワルツ ストリーボッグ  5  A
おもちゃの行進 ストリーボッグ  5  B
花の使い Op.230-3 ハック  5  B
小さい妖精のワルツ ストリーボッグ  6  A
マーチ Op.155-1 グルリット  6  C
こどもたちの遊び Op.575-3 ベール  4  B
楽しい狩人 メルケル  7  B
スペインの歌 ル・クッペー  5  B
バラ園 エーステン  5  B
小さな舞曲 Op.130-11 グルリット  7  B
刈入れ時 Op.243-4 ランゲ  6  B
プレリュード グルリット  6  B
兵隊の行進 ランゲ  7  A
ギャロップ ベール  6  A
ポルカ=マズルカ Op.490-3 ベール  7  A

○朝のあいさつ この難易度では、まだロマン派らしさはでない。

○小さな歌 長いのでその分難しいかもしれない。

○5月に これは昔から知られている。7度があり、譜面よりは難しいから注意。

○フランスの子どもの歌 これは多分ベールは採譜しただけ。あちこちで微妙に違うものがある。

○夕暮れのお使い ト音記号下部加線の練習になるか。

○楽しい集い ポジションの移動はないが、指の運びがやや難しい。

○かわいい舞曲 これもこのごろちょくちょく見かける。

○勇気のある人 これもポジションの移動はない。

○舟歌 柔らかく弾けるといいのだが。この段階ではなかなか。

○子守唄 左の3拍目を次につなげないように。

○バースデーマーチ これは昔からよく知られた曲。

○ガボット Op.210-9だが、なぜ番号が書いてないのだろう。左のポジションの移動が難しい。

○気晴らし 伴奏形をところどころ変えてあるのが面倒。

○楽しい時間 「5月に」と雰囲気もテーマも似ている。

○ワルツ はずんだ気持ちで。

○短い物語 定番に近い曲。

○狩り アウフタクトを感じて。

○チックタック 短く、そんなに難しくない。

○アレグレット 8分の3拍子の練習でしょうかね。

○マズルカ あまりポジションが移動しないように作られている。

○メロディー 3段目2~3小節目右の指は初心者は不可。4から5の指換えの連続で対応する。

○小さなワルツ これは古くから知られている。

○おもちゃの行進 初めて見るがなかなか面白い曲。

○花の使い ABAの対比を大切に。

○小さい妖精のワルツ これも定番的お子様名曲。

○マーチ 最初に指の飛越がある。

○子どもたちの遊び これはほとんどポジションの移動がない。

○楽しい狩人 手が小さいときついかもしれない。

○スペインの歌 情熱的に。

○バラ園 最後のオクターブ上がったところを明るく。

○小さな舞曲 手が小さいと少しきつい。

○刈入れ時 コーダがそれらしく、発表会向き。

○プレリュード 見た目よりは難しい。

○兵隊の行進 これは定番に近い曲。

○ギャロップ これもよく知られている。

○ポルカ=マズルカ これは発表会向き。

総合評価   B

以前、3巻を見たときの感想がそのまま使えるなという感じ。

つまり、それなりの曲をよく集めてあって、半ばほどが類書では見られない新鮮なものなのであるが、 結局は、そういうものは、そこそこの作品ではあっても、それ以上のものではない。

いい曲というのは、この年代の作品なら、以前からもう紹介されてしまっている、ということの確認をするということになってしまう。この本の評価Aの曲も、すべて定番に近いような曲ばかりです。

まあ、これだけの作品をそろえてあるから、併用曲集として使えないわけではないが、それでもこれを順番にしていくと 多分すぐに詰まってしまうだろう。思い出しては使う、という形になると思われる。

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