あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ジョン・ジョージ カレイドスコープ 5  田村智子訳・解説  全音楽譜出版社

カレイドスコープの最終巻です。このシリーズなかなか面白いのですが、それほど売れてないんですかねえ、私の購入したものが 6年ほど前の発行ですね。

曲名 難易度 評価
サイドウォーク・チューン  6  B
オータム・リーヴズ  6  B
異国情緒  6  B
ノヴェレッテ  6  B
カプリッチオ  6  C
つたの巻きつく林  6  B
ギリシャの踊り  7  B

○サイドウォークチューン お気楽なアメリカ漫画のBGMという感じ。

○オータムリーヴズ 雰囲気を出すのは難しいかもしれない。3連と2連の練習にもなる。

○異国情緒 ヘ短調ということを考慮に入れて6、読譜を考えなければ5ですね。

○ノヴェレッテ 微妙な味わいがあるが、どこまでそれを味わうことができるか。

○カプリッチオ この人はこういう普通の和声の曲はあまり面白くない。

○つたの巻きつく林 見た目よりややこしい。

○ギリシャの踊り 割と面白いです。符めくりの指示まである!?

曲名 難易度p 難易度s 評価
この広大な土地  5  6  B
小川  6  7  B
聖ジェルヴェの鐘  6  6  B
メロディー  5  6  A
工場の風景  6  5  B
魅惑の森  6  5  A
力強い楽章  6  6  B

○この広大な土地 あまり速くない方が良いと思う。

○小川 こういうのは合わすのが難しい。

○聖ジェルヴェの鐘 ペダルをうまく使って鐘の感じを出す。

○メロディ これはある程度速い方が良い、流れるように。

○工場の風景 面白いと思う子もいるだろう。

○魅惑の森 独特の雰囲気がある。

○力強い楽章 ガチャガチャ弾くんでしょう。

総合評価   B

カレイドスコープの最終巻。今回は残念ながらソロにこれぞというものがなく評価Bどまりでしたが、総合的に見て割と使えるシリーズです。

雰囲気的には、アメリカ的というより、むしろフランス近・現代のにおいがします。

カワイの「フレッシュプログラム」の少し易しい版という感じかな。初歩から近現代を与えてやりたい、アメリカ系教本にありがちなジャズ・ポピュラー系ではなく、クラシックの近現代の匂いがほしいという先生にはぴったりの教材でしょう。

ギロックより一段堅い、ただし親しみやすさは一段減るという感じ。

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