あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ピアノの森 2 田丸信明編   GAKKEN

3、1と取り上げてきた「ピアノの森」の第二巻です。「バイエル中級程度」となっています。このごろ思うのですが 子供向きのピアノの本の表紙は、昔に比べて本当に魅力のあるものになりました。このシリーズも著名な絵本作家 を起用しています。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 アレクサンダーマーチ 外国の曲  3  B
 2 いなかの踊り バーディー  3  D
 3 こもり歌 フランスの曲  3  B
 4 まわれ まわれ ドイツの曲  3  B
 5 おともだち シュワテル  3  C
 6 小さなワルツ ツェルニー  3  C
 7 小川の水車 ツィリッヒ  3  D
 8 あひるの行進 フンメル  3  C
 9 泉のほとり オースティン  3  C
10 たのしいロンド ケーラー  3  C
11 大好きなワルツ ビーデルマン  4  C
12 ロングロングアゴー ベイリー  3  A
13 短い歌 グルリット  3  C
14 インディアンの踊り コルトー  4  A
15 きつつき 外国の曲  3  A
16 かわいいオーガスティン ドイツの曲  4  A
17 人魚の歌 ウエーバー  4  A
18 きよしこの夜 グルーバー  4  A
19 たんじょう日マーチ ケーラー  4  B
20 夏の終わり 田丸信明  4  C
21 楽しい朝 ストリーボッグ  5  C
22 おしゃべりトム 田丸信明  5  D
23 チクタク時計 ツェルニー  5  B
24 そよ風とポピー 田丸信明  5  C
25 楽しい仲間 グルリット  3  B
26 スケーターズワルツ ワルトトイフェル  6  A
27 ギャロップ ストリーボッグ  6  A

○1.音域の関係上、本来よりやや面白くない。難易度は2に近い。

○2.左の指は子供用。手が大きければ52と31。

○3.12のクロスがある。

○4.最後から5小節目左、私ならEDにする。

○5.一段難しくなってる。

○6.練習曲ですな。

○7.まだバイエルの50番前後の方がまし。

○8.「きらきら星」と「ふじさん」が一緒になったみたいな曲だな。

○9.ここらへんずっと、バイエルに劣るとも勝らぬ陳腐さ。

○10.19世紀までの難易度3くらいまでの曲ってのは、大体こんなもんですかね。

○11.少し難しくなってる。

○12.これは易しい。最も基本的な編曲。

○13.ト長調、ヘ音記号というだけで、実質難易度2。

○14.やっと名曲登場。このごろたいていの併用曲集にあります。

○15.トンプソンの1巻にある。コーダをはしょっているが。

○16.これドイツの曲でしたっけ? 属7をすべて第3音省略形にしている、普通は第5音省略だと思うが、 マア、趣味の問題か。

○17.終わりから2小節目で左の伴奏形を変えるのが解らない。

○18.Aにはしたが、もう一工夫ほしい編曲ではある。

○20.バイエル74を模した練習曲。

○21.練習曲Op.63-1。

○22.5指の連続がある。あまり使いたいくない。最後は私には理解できない。

○23.類型的ではあるが、まあ表題にふさわしいともいえる。

○24.15~6小節は、何というか盛り上がったものに水をさすような感じがする。

○25.ゆっくり弾けば難易度3、速く弾くと4くらい。

○26.易しくするために和音のポジションを最適とはいいがたい位置にしているが、まあ、使える。

○27.長い。発表会向き。

総合評価  B-

とりあえず11くらいまでほぼ使えない。後半使えるが、どこかで見るようなものばかり。

田丸氏のものを除けば、古典派とロマン派に限られる。となるとこの難易度では基本的な和声進行のものしかなく、ほとんどどうでもいいものになってしまうというところでしょう。田丸氏のものも、あまりお勧めできない。ときどき奇をてらった進行があるが、かえって曲をだめにしていると思う。一番使えるのはスケーターズワルツの編曲。

一巻よりも評価が低い。三巻になってやや評価が上がる。これはまあ難易度6くらいから上はいいものがいくらでもあるという理由からでしょう。

この巻もバイエルに依拠しているための技法上の制限が前半にあり、そういうこともあって最も評価の低い巻になった。 何となく底は割れたという感がしてますが、一応次も検討します。

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