あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

女性作曲家ピアノ曲集② 石塚由紀子・恵美子・優美子・富美子著  共同音楽出版社  

 ちょっと珍しい本を取り上げます。著者の4人は音楽親子だそうです。「著」というよりは、解説を書いただけですから「編」でしょうな。店頭では見たことがないから取り寄せでしょうね。

曲名 作曲者 難易度 評価
シシリエンヌ M.パラディス  11  C
ソナタ E M.マルティネス  16  C
ポロネーズ M.シマノフスカ  13  B
マズルカ D M.シマノフスカ  11  C
マズルカ C M.シマノフスカ  11  C
ノクターン M.シマノフスカ  17  B
舟歌 Op.33 T.カレーニョ  17  C
子守歌 Op.35 T.カレーニョ  14  C
ファンタジーワルツ Op.39 T.カレーニョ  21  B
ボエームのワルツ C.ヘクシャー  17  B
束の間の小品 Op.15-3 C.シューマン  18  B
プレリュードとフーガ Op.16-2 C.シューマン  18  B
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20 C.シューマン  26  A
ロマンス C.シューマン  18  C

○シシリエンヌ 定型から大分逸脱した構造になっている。

○ソナタ 前古典派のソナタ。

○ポロネーズ ロマン派の先駆けというところ。

○マズルカ こういうのを知ると、ショパンのマズルカが如何に傑出したものであるかがよく解る。

○ノクターン これは美しい。速く弾きすぎると最後の跳躍が演奏不可能になる。

○舟歌 もう完全にロマン派。

○ボエームのワルツ 4小節目右手、88と同様に全てオクターヴ上と思われる。

○束の間の小品 夫君の作品よりわかりやすい。

○プレリュードとフーガ さほど難しいフーガではない。

○ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 作曲家クララの代表作。第7変奏の左右の分割は記譜どおりは決して弾きやすくないので、修正する必要があるだろう。

総合評価  C

 興味のある方はどうぞ、という感じ。

 真に優れた作曲家なら、女性であろうが男性であろうが、すでにその作品は知られているはずであり、こういうネーミングでかき集めてこない限りお目にかからないということ自体が、大した曲ではないという事実を証明している。

 というのは言い過ぎかもしれないが、まあ、C.シューマンに興味があれば買っても良い、他はまあ、金と暇が有ればご随意に、でしょうね。

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