あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

クラック こどもの生活   全音楽譜出版社

クラックの「こどもの生活」を取り上げてみます。ちょくちょく併用曲集に収録されているようです。

○Op.62

番号 曲名 難易度 評価
 1 むかしむかし、あるところに美しいお姫さまがいました   8  C
 2 掛け時計   9  C
 3 日曜日の朝   8  C
 4 野原で遊んで   8  C
 5 かわいい子もり歌   8  C
 6 野外での舞踏曲   9  B
 7 洋上の小舟  10  B
 8 グランド・パレード   9  B
 9 小鳥の死   8  B
10 小川にかかる水車  10  C
11 スケート遊び  10  B
12 夕べの鐘   8  B

1.題名は面白いのだが、中身はどんなものか。ブラバン用に編曲されているらしいが。

2.時々見かける。テンポを安定させて。

4.相当速く弾かないと、右手単独の箇所が気が抜けて聞こえる。

5.子守り歌という感じは余りしない。

8.繰り返しから5小節目右、234とあるが124だろう。

10.こういう題材は向こうの曲に多い。何となく風景を彷彿させる。

11.曲想は分かりやすい。

12.こういう題材もよくある、割と日本人は苦手かもしれない。

○Op.81

番号 曲名 難易度 評価
 1 こどもの祈り   9  C
 2 小さい元気な旅人   9  B
 3 おばあさんのこわいお話   9  C
 4 こどもたちのボールの試合  10  B
 5 陽気な心と敬虔な気持   8  C
 6 競争  10  B
 7 天使の夢  11  A
 8 森の中のナイチンゲール   9  B
 9 小さいつむぎ歌   9  B
10 煙突の中のおばけ  10  B
11 小さい狩人   9  B
12 綱渡り  12  C

1.出だしの右、32とあるが手が大きくない限り31。

3.4小節2拍目右、32とあるが42でしょう。

4.ポロネーズ。うまく弾けば映える。

6.両手のユニゾンが競争なんでしょう。

7.これは題名を裏切らない。

8.トリルの練習。4つ目のトリル54とあるが53か43。右ページCBのトリル、43とあるが42か32。最後の32分音符2134とあるが1234でも良い。

9.フェルマータの2小節前右手3拍目、AEとあるがADの間違いだろう。

10.その昔のマンガの「キャスパー」(だったかな?)みたいなお化けでしょうかね。

11.出だしはホルンのイメージ。

12.速いと難しい。

総合評価   C

 83年に出たはずだから、もう20年になる。その間あまりよその発表会のプログラム等でお目にかかったことはない。というのが正直なところ。

 一言でいえばロマン派の書法の易しい小品集。ロマン派の書法を学ぶには良いかもしれない、と言うこともできる。が実際問題として、このレヴェルでまだこういう書法を学ばせる必要はないというか、他にいくらでもやるべきことがあるというか。

 レヴェル二桁くらいになればこういう書法を学んでも良いと思う。グリーグ、メンデルスゾーンあたりから始めて構わないと思うが、その前に何か使いたいということであれば・・それでも私なら別のものを使うかな、ユーゲントアルバムとかイエンゼンとかヘラーとか・・

 まあ、持っていて別に損はしませんが。

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