あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

ウィンダム・ヒル ピアノ曲集 Ⅰ   カワイ

 私はウィンダム・ヒルというのは人の名前かと思っていたら、音楽家集団の名前だそうな。カワイが出しているんだからクラシック関係かと思ったら、それも違うらしい。まるっきり外れてしまったのだが、まあせっかくだから調べてみましょ。

曲名 作曲者 難易度 評価
イフ・ユー・ビリーヴ ブリックマン  11  B
アメリカン・ドリーム ブリックマン  11  C
ホエア・アー・ユーナウ ブリックマン  10  B
月とあなたと ブリックマン  11  B
思い出の地 アーベルク  11  C
マイ・マザーズ・ヴォイス ドーンナイル  13  C
パープル・マウンテン コシュー  15  C
聖歌 ストーリー  14  C
薔薇のある朝 ドゥウォルスキー  12  B
スウィート・ローズ コシュー  13  C
アイランズ コシュー  13  B

○イフ・ユー・ビリーヴ イージーリスニングという奴ですな。

○アメリカン・ドリーム 14小節3拍目は空虚さが気になる。2ページ9小節目はこのままではあまりに汚い、ミスプリとすれば左手の最後がCではなくHなのだろうか、不明。

○思い出の地 ブリックマンとは微妙に異なる。

○マイ・マザーズ・ヴォイス リズムが少々ややこしい。

○パープル・マウンテン 中間部は少し印象に残るが・・。はじめ相当遅く弾かないと真ん中のテンポが取れなくなる。

○聖歌 曲名とマッチしているとはあまり思えない。

○薔薇のある朝 こちらは曲名にマッチしている気もする。

○スウィート・ローズ 何というか、意味のない濁りがあるような気がする。

○アイランズ 左手は極めて単純。

総合評価   C-

 ウィンダム・ヒルで検索すると相当数のページが見つかるから、ポピュラー方面ではそこそこ名は知られているのであろう。

 しかしピアノ教材としては、あまりお呼びではなかったようである。この本に収められている11曲、いずれも少なくとも私の記憶に残るような作品ではない。時々素人っぽいような響きが見受けられる感じもする。

 評価BといいCといっても大して違いがあるわけでもない。街中に流れていて、格別耳を止めることもないような音楽が記されている。同じBGMでも日本人の手によるものでもっと良いものはいくらでもあったと思う。

 たまたまウィンダム・ヒルの作品を好きになった人にはいいだろう、その他の人にはほぼ無用の本であろうかと思う。

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