あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

アンドレ・ギャニオン ピアノ・ソリテュード  ドレミ楽譜出版社

 「アンドレ・ギャニオン」を取り上げます。他の音楽サイトで結構名前を見かけるので手に入れてみました。まあ、これまでのところ、どうも会員の皆様の需要にはポピュラー系はほとんどないようなのですが、ま、たまにはいいでしょ、ときどき思わぬ収穫もあるし。なお、青山しおりさんによる編曲がなされている。

番号 曲名 難易度 評価
 1 潮騒  13  A(B)
 2 遙かな別れ  11  B(C)
 3 小さい春  11  A
 4 静かな生活  12  B(C)
 5 セピア色の写真  11  B
 6 夜の舗道  15  A
 7 二日間の旅  12  A
 8 愛につつまれて  13  B(C)
 9 夜風に誘われて  12  B
10 やすらぎの訪れ  10  B
11 雪のエチュ-ド  14  B
12 めぐりあい  11  A

1.右手だけなら超簡単。単純ながら極めて美しい。教材としては使いにくいが。

2.これも左の跳躍が問題。

3.これはさほど不自然な運指を必要とせず、教材として使うこともできそう。

4.繰り返しやD.Sがうじゃじゃあって、楽譜が分かりにくい。もう少しページ数を使って分かりやすく書いてもらいたい(この曲集は全てそうだが、この曲は特に)。

6.中間部にかなりの高速度の連打がある。

7.この曲集はほとんど全てそうだが、良質のBGM。6度の全音音階がやや難しいか。

8.左の音の運びが、中級程度では使いたくない運指を要求している。

11.原題には「バガテル」とある。「雪」という感じはあまりしないような気がする。

総合評価   B(C)

 前にも書きましたが、良質のBGMという感じの曲集です。

 いわゆる「癒し系」の音楽ですな。

 好きな人は結構いるんでしょう。ただ私には、聴いて気持ちは良いものの、聴き終わったときに「はて、どんな曲だったっけ」というような感はあります。強烈な印象を残すものはない・・あったら癒し系にならないかな、ということです。

 相当うまい人でアンドレ・ギャニオン大好きという人用の曲集。教材としては使いにくいでしょう、指使いも一切ないし。まあ、そもそもこの本自体がピアノ教材ではないので、無い物ねだりですな。

 編曲は手慣れているという印象。

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