あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

こどものためのピアノ発表会用曲集 小さな手のピアニスト3   ヤマハ

 難易度の低い併用曲集を取り上げるのは久しぶり(閻魔帳124もそのつもりだったが、すかをくらってしまった)。今度はヤマハのもの、昨年出されたもの、未だ店頭でも見かけると思います。編曲者は白川雅樹さん。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 メヌエット ヘ長調 L.モーツアルト   5  A
 2 おもちゃのダンス ギロック   4  B
 3 コサックが馬にのってとおくへ行く ウクライナ民謡   4  B
 4 もくば グルリット   5  C
 5 ベニスのしゃにくさい ジュナン   4   B
 6 かわいいこねこ エステン   3  B
 7 兵士のこうしん シューマン   5  B
 8 小さなピアノ フランス民謡   3  A
 9 メヌエット  ニ短調 L.モーツアルト   6  A
10 さんぽ(れんだん) 久石譲   5  A
11 時のおどり(れんだん) ポンキエッリ   5  A
12 めざめのコラール バッハ   5  B
13 かわいいミュゼット 外国曲   3  B
14 ゆうかんな兵士 グルリット   4  B
15 たのしく歌いましょう ブルグミュラー   4  B
16 おどけもののおどり リムスキー=コルサコフ   3  C
17 まほうのプリン 三上直子   5  C
18 ガラスのくつ ギロック   4  B
19 サーカスを見に行って ギロック   4  A
20 えものをさがすこねこ ギロック   4  B
21 ワルツのように カバレフスキー   6  B
22 ずいずいずっころばし(れんだん) わらべうた   5  C
23 ドレミのうた(れんだん) ロジャース   4  A

1.最初の繰り返しは付ける。楽譜には何もないのでアーティキュレーションは前もって先生が指示してやる方がいい。

2.最近時々ギロックが併用曲集に入っているようです。これは閻魔帳61のもの。

5.簡単なようで微妙に弾きにくい。

7.「ユーゲントアルバム」にある。

8.メトードローズの「むかしの歌」をa molに変えてさらにちょっぴり変えたもの。私はメトードローズの方がいいと思う。右ページ2段2小節目の終わり、左手は当然手を離すことになる。

10.付点の連続音の指に迷う。2段目は3233か3232、3段目は3233,次が2323かな。編曲は良いのだが、指の処理を誤ると妙な癖を付けかねない、教材として使うかどうかは微妙なところ。

11.とてもいい編曲です。

12.初心者にはやや避けたい指の運びがあるような気がする。

13.メトードローズの方がいいと思う。

14.先生サイドから見れば、使いやすくためになる良い曲です。

15.ブルグミュラーにこんな曲あるんですねえ。この難易度ではブルグミュラーっぽさというようなものは出せないようです。

16.左手がほとんど同じ形。好きな子供もいるかもしれない。

17.題名でもっているという感あり。

18.よくお目にかかる曲だな、これだけ弾いていると何となく親しみが湧いてきてAでもいいかないうと感じもしてきました。

20.これは閻魔帳82。

21.「こどものためのピアノ小曲集」1番。これだけ臨時記号があると小さい子には非常な抵抗がある。

22.機能和声にこだわった和音付けのように思える。連打の指をどうするか考える必要あり。付点は厳密な付点でない方がいい(これはつまり教材として使用するかどうかに一つの疑問を投げかける点となる)。

23.良い編曲ですが、指使いをもう少し書いて上げた方がいい。右手の重音の箇所、1番かっこの中(つまり先生があらかじめ書かなければならないということ)。

総合評価   B

 なかなかいい本です。初心者用の曲集で、しかも目新しいものをそこそこ含めて、となるとなかなか使えるものが少ないのですが、これは使えますね。

 もちろん個別には首をひねるものもある、全て記してある。

 順番が曲の難易度とも年代とも全く関係がなさそう、というのは少し気になる。

 ギロックを初心者のうちから使ってみたいが、ギロックの曲集そのものを買わすことには抵抗がある(まるまる使うのはちょっと・・)、というような先生にはお勧めかもしれない。

 編曲ものとそうでないものが混ざってますが、比率からいきまして作品集の方に含めておきます。

 著作権が残っているわりに値段はさほど高くない、良心的かな?

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