あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 作品集 

 

西村由紀江 ベストコンポジションズ  ヤマハ

 西村由紀江さんは、以前「オブジェ」が何かの曲集に入っていた。彼女の作品は膨大な数に上るが、ご自分でセレクトされた「ベストコンポジションズ」を取り上げてみたい。

曲名 難易度 評価
Objet  13  A
Cloudscape  12  B
Undine-水の精  12  B
Screen  13  B
琥珀色の風景から  17  B
Fantasia  16  A
孤独姫  12  A
やさしさ  14  B
木漏れ日の中で  13  B
Bon Voyage  13  C
Deja-Vu  11  B
せせらぎ  12  B
想い出  11  A
待ち合わせ風景  11  C
オルゴールを聴きながら  10  B
六月の風に抱かれて  12  A
森の聲  12  B
食卓を包む、あふれる光と朝の匂い  14  C
泪壷の詩  12  B
SAY YES (飛鳥涼作曲)  16  A
7月1日のニュース  12  B
夢を追いかけて  11  B
別れの曲  14   B
野ばら  11  C
天の川の都市で  13  C
ナチュラル Ⅱ00Ⅰ  10  B
浅い眠り (中島みゆき作曲)  13  B
凪の光景  12  B
時代 (中島みゆき作曲)   9  A
 14  B

○オブジェ 以前検討した楽譜と微妙に違う。この本は作者自らアレンジを再検討したとあるので、微妙に変えたのでしょう。まあ、味わいは同じ。難易度はほとんど変わらないが、ほんの少し易しいか?

○スクリーン 個人的にはわりと好きですが。

○琥珀色の風景から 何となく私は好きです。

○Fantasia きらめくように・・かな。

○孤独姫 題名が面白い。

○やさしさ どの曲もそうだが、特にこれは手が小さいと苦しい。

○Bon Voyage 大分長い。 

○想い出 ロ長調の練習になるかもしれない。

○オルゴールを聴きながら 「お話をするように」・・何となく作者の心象風景が見えてきそうな・・

○森の聲 出だしが好きかどうかで評価が変わるだろう。

○泪壷の詩 転調の部分のあまりの単純さが少し気になる。

○SAY YES これはやはり歌の方がいい。

○7月1日のニュース 手が小さいと苦しい。

○別れの曲 閻魔帳70で検討したものと微妙に異なる。こちらのほうがまだいいか、単に私が慣れただけか。

☆112ページから113ぺーじにかけて、題名の付いていない曲が記載されている、目次にもない。乱丁というのではなさそうだが気分悪いことは確か。難易度、評価は9のC。

○浅い眠り 最後の和音は収まりが悪い。コード記号からしてミスプリではなさそうだが原曲もそういう音なのかしらん。私ならベースをDにするが。

○時代 日本フォーク史に残る名曲。編曲というほどのものではない。

○夜 これだけ何となく作風が違う。私はわりと好きで主観的にはAとしたい気持ちもある。

総合評価    B-

前に調べた「オブジェ」が素晴らしいと思っていただけに、やや期待を裏切られた感もあるが、まあ名曲と言えるほどのものがごろごろあれば、とうに知っていたはずですよね。

で、名曲と言えそうなのは結局「オブジェ」だけ。後は一言でいえば耳触りのいいBGMという感じ。

Bというのは曲集としての評価。教材としてはもう1ランク下がる感じ。書法が皆似てます。

手が小さいと苦しい曲が多い。中学生以上で西村由紀江のファンという生徒にはやらして上げればいい、くらいかな。

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