あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 連弾・二台ピアノ 

 

ドヴォルザーク <スラブ舞曲 Op.46>     

番号 調性 難易度p 難易度s 推薦
 1  C 21 20  ☆
 2  e 20 20  ☆
 3  As 19 18  
 4  F 18 18  
 5  A 22 19  ☆
 6  D 17 17  ☆
 7  c 19 19  ☆
 8  g 20 20  ☆

1.スラブ舞曲といえばこの曲、というくらい有名。力強いタッチの二人に組ませると、かっこいい。

2.スラブ舞曲にしては例外的に、テンポの変動が激しい。

3.主部はややのんびりとした雰囲気。激しい部分と交互になって、最後は盛り上げて終わる。

4.メヌエットとあるが、かなり重いメヌエットです。堂々と。

5.primoの3度は両手に分けて。Op.46中では最も軽いかも。最後は思い切り速く。

6.3拍目にアクセントがあり、やや民俗的匂いあり。技術的には易しい。

7.やや素朴に。

8.1番と対をなしていると思われる。曲集から抜粋などというときには初めと終わりは1と8にするのがいい。

あとがき

ブラームスのハンガリア舞曲と双璧をなす、ピアノ連弾舞曲。

ブラームスと大きく異なるのは、基本的にテンポルバートがないということ。

ブラームスの方は、より陰影に富んでいて、こちらは、ちょっと規模が大きいという感じがする。

発表会などで区切りに使うと、締まる。

第2集 Op.72
番号 調性 難易度p 難易度s 推薦
 1  H 20 18  ☆
 2  e 18 18  ☆
 3  F 20 20  ☆
 4  Des 18 21  
 5  b 20 19  ☆
 6  B 19 18  
 7  C 20 21  
 8  As 14 15  ☆

1.ロ長調だが短調部分も結構長い。中間部はやや遅く。

2.Op.72中最も有名。ルバートを多用する。

3.微妙にテンポの変化がある。舞曲として楽しむ曲。

4.長調なのだが、かなり陰影がある。

5.これは二部分からなり、ある意味ハンガリア舞曲に近いような感じすらある。

6.穏やかなやや重い舞曲。

7.第二集では一番速い。最後はぶっとばすこと。

8.ドヴォルザークはソロでワルツをいくつか書いているのだが、これは連弾用スローワルツって感じ。

あとがき

スラブ舞曲もブラームスのハンガリア舞曲同様第二集が書かれている。そしてハンガリア舞曲との決定的な違いは、ハンガリア舞曲の場合は ある意味でがらしというか、二集は明らかに1集に劣っているのだが、スラブ舞曲の場合はほとんど見劣りがしないということである。

一つには、1集と2集とでは微妙に作風が異なるということがある。すなわち2集は1集に比べてより陰影が強く、1集には見られなかった テンポルバートが必要な作品すらある。1集がストレートなら2集は変化球といった違いといえよう。

ともあれ、1集でスラブ舞曲を気に入った向きは、当然のことながらこの2集も手に入れるべきであり、そしてそのことで後悔することはまずないと言えよう。

トップへ戻る   1つ上に戻る

© 2015- 田所理央 ご意見・ご感想は t.masato@mathemarimo.bird.cx までお願いいたします。