あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 連弾・二台ピアノ 

 

ディアベリ <ピアノ連弾曲集 2  6つのソナチネ Op.163>  全音、ATN

 前に取り上げたディアベリの連弾曲集の2冊目(なお全音版の表記がディアベルリとなっている。全音版を注文の際はそう記した方がいいだろう)。 全音版とATN版は、解説者が異なる。中身の差異は全音版にペダリングをプラスしたのがATNということ、フレージングはもちろん指使いの差もない。 1巻に引き続いて、primoは5指のポジションのみで作られている。

番号 難易度p 難易度s 評価
 1  6 13  A
 2  6 13  A
 3  7 12  A
 4  6 13  B
 5  7 11  A
 6  6 11  A

1.1楽章 序奏をゆっくり弾かないと主部との差が出ない。主部の3連符を正確なリズムで。

  2楽章 イ短調。たっぷり歌って、sfは強すぎないこと。むしろsecondの力量が問題か。

  3楽章 かけあいを楽しんで。指先がしっかりしていないと最後が苦しいかもしれない。

2.1楽章 1番同様に序奏をゆっくりと。1番よりわずかにやさしい。

  2楽章 3度のレガートの練習になるが、1楽章に比べて出来は劣るかもしれない。

  3楽章 3度のスタカートをそろえて。

3.6番と並ぶこの曲集中の白眉。全楽章とも良い

  1楽章 とても良い曲だが、16分音符の3連を理屈で説明するのは難しいかもしれない、装飾音風に扱っても良い。

  2楽章 葬送行進曲。3番をするのなら、これも是非するべき。

  3楽章 頭の繰り返しは私はつける。D.Cは冒頭に戻って、ポラッカの部分を終えてコーダに向かうと思われる。

4.1楽章 中間部をきちんと数えられるかどうか。

5.1楽章 primo11小節目のリズムがなかなか取れない。

  2楽章 A~E音でニ長調、うまく作ってある

  3楽章 私は最初の繰り返しはつける。

6.1楽章 この本を使うのならぜひさせてあげたい名曲。強烈な出だしから緊張をはらんだp、そして穏やかな第2主題、 中間部の掛け合いも面白い

  2楽章 私は繰り返しをつける。あまり速く弾きすぎない方が良い。

  3楽章 私は1,3,4つ目の繰り返しをつける

総合評価   A

 1巻と同様に高評価を得ました。

 5指のポジションだけでここまで出来るんだなあ、という感あり。まあ、連弾ならではですが・・あまり仕上がってなくても 早くから部分的にでも合わせてあげた方が生徒のやる気が出ます。

 リズム符の読譜訓練にはもってこいの曲集。リズム以外の読譜の苦労はないので、初見用、あるいは少しやる気を失いかけているこども にも適する・・レッスンでそこそこのところまで持っていき、おまけはしないで完璧を目指して練習させる。

 発表会で2,3年上の子にsecondを弾いてもらう。お互いに結構やる気出します。

 

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