あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 連弾・二台ピアノ 

 

ピアノ絵本館5 サンサーンス 動物の謝肉祭 宮本良樹編曲 全音楽譜出版社

 ピアノ絵本館から3冊目です。まみママさんがお好きということで取り上げてみます。まあ、これはいずれ取り上げるつもりでおりました。

曲名 難易度p 難易度s 評価
序奏とライオンの行進   9  12  A
めんどりとおんどり  10  11  A
らば  15  15  B
かめ   7  10  A
  8  10  A
カンガルー   7   9  A
水族館  14  14  A
耳の長い登場人物   3   3  B
森の奥に住むかっこう   2   9  B
鳥かご  15  15  B
ピアニスト   8  11  B
化石  10  11  A
白鳥  11  12  A
終曲  17  17  A

○序奏とライオンの行進 secondは実力のある子が欲しい。序奏でうまくあおれるように。主部に入って,primo、最初の連打は指を変えた方が良いだろう、両手とも321。

○めんどりとおんどり 掛け合いが面白いが、二人で弾くと、一人より遙かに難しくなる。最後はどんどん加速する。

○らば これは二人とも相当のリズム感を持っていないと微妙に合わない。

○かめ 音楽にかぶせて超スローにナレーションを入れると面白い「おや~ かめが~ こちらに~ くるよ~・・」 primoは音がたくさんあるが目立たぬように。

○象 secondが主役。少々遅くても良いから重々しく弾くこと。

○カンガルー 子どもは結構喜ぶが、accelとritをつけて合わせるのはなかなか難しい。

○水族館 是非弾かせてあげたい名品。少々難しい編曲なのが玉に瑕(ずっと易しくて良い編曲がありましたがもう絶版)。

○耳の長い登場人物 全曲通して発表会で使うとき初心者もこの曲で参加可能(一人は余裕のある生徒の方が良い)。primoもsecondも鋭く。

○森の奥に住むかっこう これも入門者を特訓すれば出来ます。主役はsecond、静かな雰囲気で。 

○鳥かご 鳥のさえずりの雰囲気を出すのは相当うまくないと難しい。secondの半音階もどきに注意。

○ピアニスト 単独では余り面白くない。ナレーションを入れて、うまいということが皆に分かっている生徒にわざとゆっくりへたくそに弾かせるのが面白い。各調の最初は遅く、少しずついつも速くする。

○化石 これは単独でも使える。本来木琴であることを念頭において。

○白鳥 ご存じ名品。生徒にsecondを弾かせるのも良いだろう。 

○終曲 もう少しレベルが低くても可能だが、これは相当速くかっこよく弾きたい。練習番号4の終わりのスケールを合わせるのは至難。

総合評価   A

 原曲よし、編曲よし、とくればA以外になりようがないのですが・・

 宮本良樹さんが編曲及びナレーションを受け持っておられます。編曲は見事なものですが、ナレーションはちょっと・・。ユーモア作家あたりを引っ張ってきて書かせた方が良かったと思いますね~。はっきり言ってまともすぎて全然面白くない。

 私は、自分がこの本を発表会で使うときはナレーションだけは全面的に変えます。私もさほど自信があるわけではないが、まあでも少しはましかな・・一応笑いを取ることは出きるので・・

 私の作成したナレーションを記そうかと思ったのですが、手元に残っていない。もう一度記憶を探って書き直すのも面倒なので、やめ。そのうちまたうちの発表会ですることがあれば、ここに記すかもしれません。

 音楽についていえば、前に検討した「白鳥の湖」「ピーターと狼」に比べ、難易度のばらつきが大きいです。従って教材としての使用はやや困難、全曲通しで発表会向きですね。

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