あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

バスティン ピアノレッスン レベルⅡ   東音

旧版というか、バスティンの一つ前の基本的シリーズの2冊目。ところでこのシリーズ、絶版になったりしないのでしょうねえ。 なお作曲者名がないものはバスティン作と思われる。

曲名 作曲者 難易度 評価
むかしむかしのワルツ    3  C
家路 ドヴォルザーク  3  B
たのしいうた    2  C
たのしくこげよ アメリカ民謡?(不記載)  3  B
ラララおどりましょ アメリカ民謡  3  A
クレメンタイン アメリカ民謡  3  B
いっしょにおどりましょうよ    3  B
ラベンダーのブルー イギリス民謡  3  B
くまは山をこえて アメリカ民謡  3  A
いなかの踊り    3  C
アルプス一万尺 アメリカ民謡?(不記載)  3  A
はえとはち アメリカ民謡  3  C
幸せなら手をたたこう アメリカ民謡  3  A
フォークダンス    3  B
おさるといたち アメリカ民謡  3  A
よろこびのうた ベートーヴェン  3  A
モーツアルトのテーマ モーツアルト  3  A
兵隊さんのマーチ    3  C
エリー運河 アレン  2  C
スラブ行進曲 チャイコフスキー  3  A
アメリカンパトロール ミッチャム  4  B

○むかしむかしのワルツ たぶん前巻の復習でしょう。

ここで全音と半音の説明、音階の説明、ハ長調の音階の説明と練習がある。

○家路 3段目は繰り返すべきだろう。難易度の制約のせいかちょと面白くない編曲。

○たのしいうた ト長調、6度の伴奏があるが、まあ易しい。

○たのしくこげよ メリーさんのひつじ。

○ラララおどりましょ 親指の移動(6度ポジション)の練習。

○クレメンタイン 雪山讃歌。リズムをこのままでいくかどうかはちょっと考える。

○いっしょにおどりましょうよ 主要3和音の説明がある。

○ラベンダーのブルー この曲あたりから文句なしの難易度3。

○くまは山をこえて これは名曲なんだが、45の3度はともかく23の3度は気になる。手の小さい子は12のクロスを使う方がいいと思う。

ト長調の主要3和音と音階の練習がある。

○いなかの踊り ト長調の練習。

○アルプス一万尺 加線の練習。左のメロディの形を変えてあるのはなぜなんだろう。

6/8拍子の説明が入る。

○はえとはち 6/8の練習。

○幸せなら手をたたこう 日本で流布されているものと後半異なる。

ここでヘ長調の主要3和音とスケールの練習あり。

○フォークダンス ちょっとユニーク。

○おさるといたち 装飾音が出てくる。

ここから「シャープの順番」として、D、A、Eの曲が出てくる。

○よろこびのうた Dで出てきてます。

○モーツアルトのテーマ K.331、1楽章のテーマ。トンプソンの編曲の方がいい。

○兵隊さんのマーチ 面白いんだけど、突然空虚5度が来るのがねえ…

短調の和音の説明がある。

○エリー運河 ニ短調。

○スラブ行進曲 イ短調。小さい子の場合は34の拡張(増2度)がちょっと嫌かもしれない。

○アメリカンパトロール 面白い編曲だけど、私はあまり好きではない。

総合評価     A-

現在使われているバスティンの「ベーシック」ではなく、以前、それにあたるものとして使われていたものと聞く。「ピアノレッスン」 という名前で現在も販売されている。

現在のものに改められた理由は、これを検討した限りでは不明。ただシャープ系の各調の導入が現在のものよりもさらに早い。そこら辺に理由があるのかも、という気はする。

曲自体は、現在のものよりも平均点はむしろ上。つまらない曲が少ない。ただ編曲については、新版同様にさほどいいとは言えないものが多い。

この巻だけでは何とも言えないが、ひょっとしたら、現在の「ベーシック」よりも総合的にみて評価は上になるかもしれない。

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