あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

アルフレッド 導入コース レベルE W.A.パーマー/M.マニュス/A.V.レスコ著

田村智子訳   全音楽譜出版社  

アルフレッド導入コースの5冊目、基礎コースのレベル2前半に対応している。

曲名 作曲者 難易度 評価
「ジー」のつくことば    3  A
アロエッテ フランス民謡  3  A
パストラーレ    3  B
よろこびの歌 ベートーヴェン  3  A
おもちゃづくりのダンス    3  A
ラヴェンダーブルー    3  B
なにになりたい パーマー  3  B
カン・バ・ヤ    3  A
メリーアン カリプソのうた  3  A
しずかなうた パーマー  3  C
テキサスのワルツ パーマー  4  B
おおきなきょうかいのかね レスコ  4  C
ロンドン橋 イギリスのフォークソング  2  A
アヴィニオンのはしの上で フランスのフォークソング  3  A
かみさまのたすけ さんびか  3  C
マラゲーニャ スペインのフォークメロディ  3  A
わたしたちのスペシャルワルツ    4  B
モーツアルトのソナタのテーマから モーツアルト  4  A
プレリュード    4  C
ブルースを吹きながら パーマー  4  A
てんごくとじごく オッフェンバッハ  4  A
くちぶえふくサム パーマー  5  A
カントリー風の旅行者 フォークソング  4  A
クラシックコンサート パーマー  4  B
アレグロ ジオコーソ    4  B

○ジーのつくことば 難易度2か3かは微妙。評価AかBも微妙。

ここで付点4分音符の説明がある。

○アロエッテ 付点の練習。同音は指が硬くならないように。

○パストラーレ 3拍子における付点の練習、かな。

○よろこびの歌 これは微妙にグローバーの編曲の方が勝りそう。

○おもちゃづくりのダンス 2曲くっつけてあるような気がする。

○ラヴェンダーブルー 6度の練習。どこかで聞いたような気もするメロディ。

○なにになりたい 3拍目と1拍目はつなげないように。

○カンバヤ 4分の2+4分の4。

○メリーアン これも6度の練習。易しい。

○しずかなうた 交差がある。

○テキサスのワルツ 6度の連続がある。

○おおきなきょうかいのかね ペダルを踏みっぱなして、鐘の感じを出す。

○ロンドン橋 12のクロスが出てくる。

○アヴィニオンのはしのうえで リズムを付点にしてないね。

○かみさまのたすけ 構造的にどうなんだろうね。

○マラゲーニャ 旧版のマラゲーニャを易しくしてある。

○わたしたちのスペシャルワルツ 7度習得のための曲だが、割といい感じの曲。

○モーツアルトのソナタのテーマから ハ長調というのが玉に瑕か。

○プレリュード ハ長調のスケールの練習。

○ブルースをふきながら ブルースの定型だが、まあ、子どもには受けるだろう。

○てんごくとじごく 8度音程が出てくる。

○くちぶえふくサム オクターブポジション、手が大きければ難易度4。

ここでト長調のスケールがある。

○カントリー風の旅行者 1小節3拍目、2指とあるが、普通の子どもは1のほうがいい、次を2にかえる。

○クラシックコンサート ソナチネの1楽章となっているが、2、3楽章は見当たらないな。

○アレグロジオコーソ 同じ形をCからG転調させただけ。

総合評価     A

基礎コースの方でも、レベル2は高い評価を得ているが、導入コースの方でも文句なしの評価A。

基礎コースよりも当然曲数が増えているわけだが、水増しになっていないのは立派なもの。

高評価の理由は、基礎コースの方に書いたものと変わらないが、再び記しておくならば、ある技術を習得させるための出来合いの曲というものが、必要最小限しかなく、普通の楽曲をこなして行きながら、技術が習得できるように考えられていること。

そして、知的な説明もしっかり付け加えておく、というこのシリーズの明確な方向性が感じられるということ。

なお、出来のいい子の場合には、導入コースのDから、このEに入らずに、基礎コースのレベル2に向かう手もあるだろう。

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