あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

ピアノの学校 5  江口寿子   全音楽譜出版社

初歩から、理論や作曲の基礎も養成しようとしている、ピアノの学校の5巻目。

番号 曲名 作曲者 難易度 評価
 1 ハ長調のミラースケール 江口寿子  3  C
 2 ハ長調のスケール 江口寿子  4  C
 3 まわる 江口寿子  3  C
 4 エチュード バイエル  4  C
 5 おしゃべり ツェルニー  4  C
 6 おばさん ロシアの歌  4  B
 7 かぞく ツェルニー  5  C
 8 わたしのおはなし    4  C
 9 ドイツ舞曲 ベートーヴェン  5  B
10 わたしのメロディー    4  C
11 私は作曲家    5  C
12 小さな花 エーステン  4  B
13 勇気 ツェルニー  5  C
14 わたしはツェルニー ツェルニー  5  C
15 とぼう ツェルニー  5  C
16 エスカレーター ツェルニー  5  B
17 メヌエット モーツアルト  5  B

最初にハ長調のスケールがでてくる。

1,2.純然たるスケール練習。

3.ちょっぴり曲らしくなった。

4.バイエルのハ長調のスケール練習をそのまま借りている。

5.和音の復習と、右手の6度の練習。

6.保持音の練習。右手のアーティキュレーションに気をつけて。

7.どうも題名がとってつけたような……

8.自分でメロディーを考え(正解は一つだけ)、伴奏をつける。

9.フレージングは少々疑問。

10.8と同じ趣向。8分の3拍子。

11.これも同じ。左メロディーのところ、指使いを工夫しないといけない。

12.ちょくちょく見かける曲。

13.典型的ツェルニー。

14.ツェルニーが好きな子ならいいけどねえ。

15.3連符の復習。

16.総合練習かな。

17.K.2です。

総合評価   C+

一気に評価が下がりました。

子どもに分かりやすく、曲の構成を理解させようとしているのは評価できるのですが、さすがに曲そのものが 子どもの喜ぶものがほとんどないのではやむをえないでしょう。

普通にツェルニーをやらせるよりは、この本のツェルニーは曲の構成が理解でき、その分面白く感じるかもしれません。 しかし、そこまでですよね。いかにお皿をきれいなものにし、雰囲気を明るいものにしても、料理そのものが まずくては、子どもはそのうちいやになるでしょう。

江口さんもバイエル・ツエルニー世代。結局その呪縛からは逃れられないのですかねえ。

曲そのものだけなら、バイエルの後半の方がよほどよろしい。

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