あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

小さいピアニストのために ラーニング トゥ プレイ 4

  メルヴィン・ステッカー/ノーマン・ホロヴィッツ/クレア・ゴードン 中村菊子解説・訳 全音楽譜出版社

ラーニング・トゥ・プレイの最終巻。4冊全部あわせてもバイエル1冊より情報量は少ない。

曲名 難易度 評価
カーニバル  4  B
イギリスの踊り  5  B
ホタル  5  B
バグダッドへの旅  5  A
化石  5  C
もみの木 ドイツのうた  5  A
元気におさんぽ イギリスのうた  5  B
オルゴール デンマークのうた  4  A
大通り  6  A
ひるの夢  5  A
コザックの踊り ロシアの踊り  5  C
ブルース  4  A
カナリヤの音楽会  5  B
農夫のうた  5  B
サーフィン  4  B
ブロンドのともだちと フランスのうた  4  B
こもりうた  5  A
火星  5  B
さくらさくら 日本のうた  5  B
ヘリコプター  4  B
ケークウォーク  5  A

○カーニバル 4段目の左のフレージングを右に揃えるかどうかは何とも言えない。

○イギリスの踊り 大胆な転調を喜ぶかどうか。

○ホタル Ⅱの和音から始まると言うのも珍しい。

○バグダッドへの旅 左に厚みを持たせて。

○化石 変ロ長調の説明とsfzの説明がある。

○もみの木 連弾 secondは6。付点8分の説明。この曲をもともと知っている人間にはいい。

○元気におさんぽ 見た目よりむづかしい。

○オルゴール 日本で流布しているものと中間部のメロディーが異なる。

○大通り 「パリのアメリカ人」のもじりという感じ。

○ひるの夢 とてもいい曲です。微妙な影を表すことができれば・・

○コザックの踊り フェルマータとダ・カーポが出てくる。

○ブルース 速く弾かないように。

○カナリヤの音楽会 3連符登場。面白いと思う子供はいるだろう。

○農夫のうた ロ短調。左右分割がある。

○サーフィン 変ロ長調。16分音符の練習かな。

○ブロンドのともだちと 連弾 secondは難易度5。のんびりした感じかな。

○こもりうた イ長調。7度が楽に届く手ならとてもいい曲。

○火星 面白いと言えば面白い。

○さくらさくら アメリカ人の耳にはこういうふうに聞こえているのかと思うと面白い。

○ヘリコプター 変ホ長調の練習ということで譜読み以外は易しい。8分の3拍子。

○ケークウォーク 面白い。個人的には中間部が全体の4分の1しかないのが物足りない。

総合評価   A

最終巻で最も高い評価がつきました。最初がやや評価が劣るというのは入門書の宿命みたいなものかな。

オリジナルに結構いいものがあります。特にこの巻は間違いなく改訂版の一覧表に入ってきそうな曲があります。

全4巻検討してみて思うことは、小学1,2年生程度の入門書かな、という感じ。幼児はおそらくこれだけでは 進度が早すぎる。

手取り足とりごちゃごちゃ書いてある本は嫌いという先生向き。

一番いい点は進度の傾きがほぼ一定している、突出して難しいのがない。曲目に偏りがない。ほぼ満遍なくいろいろな感じの曲が入っている。まあ、アメリカ系ですから、やや軽めのものが多いかな(特に3,4巻)というところ。

1,2巻は他のものと併用して副教材に。3,4巻は主教材、あるいはほかの入門書から乗り換えてきてもいい。

無駄なものがない、逆に言うと、やや不親切。どちらに判断するかで好みが変わるでしょう。わたしは好きです。

トップへ戻る   1つ上に戻る

© 2015- 田所理央 ご意見・ご感想は t.masato@mathemarimo.bird.cx までお願いいたします。