あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

小さいピアニストのために ラーニング トゥ プレイ 2

   メルヴィン・ステッカー/ノーマン・ホロヴィッツ/クレア・ゴードン 中村菊子解説・訳 全音楽譜出版社

理屈は抜き、というスタイルで結構売れている「ラーニング トゥ プレイ」の2巻。

曲名 難易度 評価
トランポリン  2  C
ホリデイ  2  C
さばくのキャラバン  2  B
虹を追って  2  B
日曜日のさんぽ  2  C
三段とび  2  B
ロッキングチェアー  2  B
10人のインディアンボーイズ  2  A
ルイとおどろう  2  A
おもちゃやさん  2  C
くつやさん  2  C
フェリーボート  2  B
ホッピング  3  C
カントリーダンス  3  C
パイク山のベティ  4  B
ボーイスカウトのジャンボリー  3  B
アロエッタ  3  A
王様のお城  3  B
象の赤ちゃん  3  B
枯葉の舞い  3  B
スリー ブラインド マイス  3  A
アクロバット  3  B
せせらぎ  4  C
バグパイプ  3  B

最初のページに、1巻の復習として最小限度の楽典のおさらい。

○トランポリン なんということない。

○ホリデイ 半音的進行あり。

○さばくのキャラバン ポジションの移動がある。

○虹を追って 半音的進行あり。

○日曜日のさんぽ やや対位法的。微妙に近代風。

○三段とび 休符の説明あり。ドイツ曲。

○ロッキングチェアー フレーズの説明あり。フレーズとスラーを混同しているような説明、ここら辺の関係はややこしいので、 簡略化して書いたのかもしれないが、他の本と説明が異なることになるだろう。6度ポジション。

○10人のインディアンボーイズ(連弾)先生パートは難易度3。アメリカ民謡。8分音符の説明。

○ルイとおどろう(連弾)先生パートは難易度3。アメリカ民謡。

○おもちゃやさん 8分音符の練習。

○くつやさん クレシェンドとディミネンドが出てくる。

ここで長音階の説明が入る

○フェリーボート ト長調の説明。ポジションの移動あり。

○ホッピング 音程の説明がある。

○カントリーダンス 作曲者が技術的制約に苦しんでいるような気がする。

○パイク山のベティ(連弾) アメリカ民謡。8度ポジションあり、ここら辺は日本とアメリカのピアノ事情の相違だろう。 先生パートは難易度6。

○ボーイスカウトのジャンボリー へ長調の説明がある。これも8度ポジションあり。

○アロエッタ フランス系カナダの歌。12のクロスあり。付点4分音符登場。

○王様のお城 三和音が出る。八分休符登場。

○象の赤ちゃん アクセント登場。

○枯葉の舞い リタルダンド登場。前曲もだが、左手メロディー。

○スリー ブラインド マイス 昔からある曲。8分の6登場。理屈の説明はない、はじめはこれでいいのかも。 おしまいは14のクロスではなく、ポジションの移動が正解と思われる。

○アクロバット 連続したポジションの移動だが片手なので易しい。

○せせらぎ 分散和音の練習、最後だけ展開形で後はすべて基本形。

○バグパイプ 左がFHCという和音。

総合評価   B-

1巻がよかっただけにやや期待はずれ。

民謡はともかく、オリジナルの曲の出来がさほどよくない。BからCばかり。難易度3になれば、出来のいい本では入門者向き名曲といえるようなものが姿を見せる、そういうものがない。

例によって説明は必要最小限。教師に任されている。

アメリカ系教本特有の軽さに、少しばかりドイツ的堅さを加味したような感じの曲が多い。それがうまく融合されてはいないのが残念というところ。

曲順はあまり問題ない。教師には使いやすいかもしれない。

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