あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

新しいメトードローズ 1上  ヴェルド   音楽之友社

メトードローズの英訳本が出たのをきっかけに、新たな曲を付け加えたもの。カラーになって挿絵が入った。なお、一巻は旧版との 違いを主に記すことにするので、閻魔帳175も参照してほしい。

最初に姿勢について述べられている。

ト音記号と譜表があり、トから2点トまで、音名、階名、イタリア語、英語で記されている。(ドイツ語がない! さすがはフランスの本だ)

旧版では2度音程の次に3度、4度、5度、それからリズム練習となるが、新版は2度の次に拍と拍子の説明があり、 2拍子、3拍子、4拍子の2度音程に、それから3度、4度、5度になる。

旧版では「小さいおともだち」「ばら色の円舞曲」の次に「ソの位置」がくるが、新版は「ソの位置」が先に来て 連弾を3曲続ける。

新版は以上で第1課が終了。旧版の「低音部譜表の練習」は第二課の最初にくる。ここまでは順序が変わっただけ。

第二課の頭に大譜表がありひらがなの「へ」から上に上がり1点ロまで。

「さあ、はじめます」が「さあ、はじめよう」に変わっている。

「最初の歩み」の次の予備練習に「レガート奏法」という見出しが付けられている。練習曲の3番がカットされた。

「ソの位置」の練習曲の2番と6番がカットされた。

「とべ、小さな蜜蜂よ」が「小さなみつばち」に変わった。

「いろいろの位置」が「いろいろな位置」に変わる。ここの練習曲5番がカットされた。

第3課

「小さい円舞曲」が「小さなワルツ」に。

付点音符の練習の5番がカット。

「お父さま」がカットされ、代わりに「5つの音で」が入る。これは変えないほうがよかったと思う。

○5つの音で 長い。難易度2 評価C。

シャープの練習の3番がカット。

「木彫りの小さい兵隊さん」の代わりに「ちょうちょう」が入った。

○ちょうちょう 流布されているメロディーと一部異なる。さほどいい編曲とは思えない。難易度3 評価B

「かっこう鳥」が「かっこう」に変わっている。

休符の練習曲の2番が前半だけになっている。3番はカット。

「問いと答え」が「質問と答え」になってる。これは旧訳のほうがいい。

「そら、人形が踊る」が「マリオネット」になっている。

この巻に関しては、評はなんら変わりません。ただ旧版は1冊まとめての評価でしたので、 新版の上巻は総合評価C-

挿絵がつき、旧版より微妙に使いやすくなっている感はしますが、95パーセントくらい同じ、ということで欠点その他も本質的修正は一切ない。入れ替えられた2曲についてはむしろ入れ替えない方がよかったと思われます。

トップへ戻る   1つ上に戻る

© 2015- 田所理央 ご意見・ご感想は t.masato@mathemarimo.bird.cx までお願いいたします。