あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

ゆめのミュージックトレーン ピアノ・エチュード 3  成田剛 著   音楽之友社

このシリーズも5冊目となる。この巻の表紙はなかなかきれい。

番号 曲名 難易度 評価
 1 高い山の上で  5  B
 2 コサック兵のダンス  6  C
 3 白鳥の夢  5  B
 4 タンポポの花  4  C
 5 花いっぱいの野原で  4  B
 6 高原の朝は気分そうかい  5  C
 7 赤ちゃんのやわらかいほっぺ  5  C
 8 キリンのタンゴ  5  A
 9 夕日が沈む  4  C
10 ジェットコースター  5  D
11 メリーゴーランド  5  B
12 手をつないで踊りましょう  6  C
13 あひるの行列  5  C
14 小さなおくりもの  5  D
15 春のお日様は光のシャワー  5  C
16 とっても楽しい夢  6  C
17 おまじない  5  C
18 パン食い競争  5  C
19 おにごっこ  5  C
20 遠くへ行ってしまった友だち  6  B
21 白い馬にのった王子  5  C
22 北風の歌  5  C
23 ホルンの響きは大空にこだまする  7  C
24 北国の春のたより  6  C
25 いたずら好きな子りす  5  B
26 愛の二重唱  7  C
27 大きなため息  7  D
28 小鳥のさえずり  6  C
29 夕日に輝くアルプスの山々  7  C
30 音楽を聞きながらお茶にしましょう  6  C
31 どこまでも続く一本の道  6  B
32 ローマの街角  6  C
33 小鳥の死を悲しむ  6  B
34 さっそうと馬にのるお嬢さん  6  C

1.12のクロスの練習。スイス民謡っぽいのかな。

ここでトレーニングの1が入る。ハノンの1番の順を変えたもの。

2.オクターブがある。

3.ペダルの練習。

4.スケールの練習。

ここでトレーニングの2。ハノンの6番に似たもの。

5.バイエルの72あたりを念頭においているのでしょう。

6.左にメロディ。3度クロスあり。

7.B dur。臨時記号の練習になるかな。

ここでトレーニングの3。ハノン33番のやさしいバージョン。

8.a moll。これはなかなか良いがリズムパターンを3種類も使っていて少しややこしい。

9.バイエル74のもじり。原曲の方がずっとよろしい。

10.純然たるスケールの練習。

ここでトレーニングの4。

11.ニ長調のワルツ。

12.頻繁な転調を面白いと感じるか、奇妙と感じるか・・

13.バイエル78のもじり。

ここでトレーニングの5。ハノンの5番。

14.どこかで聴いたようなメロディのつぎはぎという感あり。3段目から4段目のつなぎの音は気になる。

15.イ長調。親指黒鍵がある、悪いというわけではないが。

16.5拍子。最後に半音的進行あり。

ここでトレーニングの6。同音連打の練習。

17.交互進行(左が後うち)の練習。思いつきの域を出ていないと思う。

18.カデンツの練習かな。ネーミングはうまい。

19.カノンの練習かな、対位法というほどではないが。16分音符登場。

トレーニング7、ハノンの3番。

20.3連と8分を合わす練習。曲としても割と良いが、この段階で、という疑問はある。チェルニー100番の
初めのほうにもあるのが理由かもしれないが、私は(10で神童、15で才子、20過ぎればただの人を地で行ったような人間であるが) 相当苦労した記憶がある(5歳だったと思うからあまり参考にはならないかもしれないが)。難易度にも苦労するが 一応6にしておく。

21.スケールの練習かな

22.イ短調の3度の練習。

ここでトレーニング8.半音階の練習。

23.オクターヴの連続がある。手が小さければ当然省く、というか大人以外はまだ不要だろう。

24.バイエルの103あたりが念頭にあるのでしょう、調は違うが。

25.ユニゾンでやさしい。

トレーニング8

26.これも3連と8分を合わせる練習。Es dur。交差もある。

27.純然たる半音階の練習。

28.交互進行(右が後うち)の練習かな。

トレーニング9。3度の練習。

29.Es dur。左手メロディ。8分の6の16分音符。

30.シンコペの練習かな。曲想と題名が合わない気がする。

31.ト短調。8分の6の16分音符。

ハノンの4番。

32.イ長調。アルペジオがある。

33.保持音の練習でしょうか。

34.交差の練習かな。

C、G、F、a、D、e、d、g、B、A、Es、cのスケールとカデンツがある。

総合評価  C

何というかバイエルの呪縛にかかっているなあ、という印象が強い。

明白なもじりは記しておいたが、それ以外にも半ば以上が、バイエル的というか、バイエルにありそうなメロディーという感じである。

そして悪い予感が当たってしまったのだが、難易度4くらいから上のバイエルは結構出来がいい、この本はどう見ても本家に劣ると思う。

題名は子供の興味を引きそうなものが多い。しかしそれだけでは子供の興味を引き止めることはもちろん出来ないだろう。

最終巻もすでに購入済みであるから調べますが、このままでは、このシリーズは使うとしても1巻か2巻まで、そこからバイエルの下巻もしくは60番以降に乗り換え ということになるであろう。

トップへ戻る   1つ上に戻る

© 2015- 田所理央 ご意見・ご感想は t.masato@mathemarimo.bird.cx までお願いいたします。