あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 教本 

 

呉暁著 うたとピアノの絵本 ③りょうて 尾崎真吾絵  音楽之友社

「うたとピアノの絵本」の最終巻。両手になったが、これは両手を同時に奏するという意味ではない。一曲の中に 左右の手が交代に出てくるという意味である。難易度はすべて1。曲の評価はさまざまであるが、このレベルでは差があるといってもたいした事ではない 。大して意味はないと思われるので、表は作成しない。

1、2.2小節。最も簡単な左右の応答。

3~6.4分の2で4小節。応答にはなっていない。左右の受け渡しの最も基本的な形。

7~8.4分の3。8番は2拍目に休符。

9.4分の3の8小節。ちょっと曲らしくなる。

10.またちょっと易しくなった感じ。

11.4分の4。

12.4分の3の8小節、9よりは確かに先に進んでいる。

14.右5指を使う。

15.14が長くなったようなもの。

16~17.4分の4、4小節。

18、20.3拍子の2,3拍が同音の形が出てくる。

21.3拍子のタンタンウンの形が出てくる。

23.左右に分かれてはいるが、減5度の音程が出てくる。

25.シンコペーション。

26.この本では8分音符は初めて。

27~31.8分音符の練習かな。

32.3拍子で8分音符

総合評価   B&C

1,2巻に比べて評価がワンランク下がりました。

理由はいくつかあって、GからGまでの1オクターブの音域の中では、さすがに音楽的に優れた曲というのは数が多くなく教材として使うにはさすがに子供も退屈し始めるのではなかろうかということ。

33曲にわたって同じ指で同じ音を引き続けると指と音との固定化が進む危険が大きいということ。1,2巻の場合はもう一方の手で弾かせることで その危険を回避することが出来たが、この巻ではそれが出来ない。

このシリーズを教材として使用するのなら、この巻は飛ばすことも可能であるし(アキ・ピアノ教本に続く)、 一つおきくらいにすることも可能であるし、前巻まででこのシリーズを終え、別の教本に乗り換えることも可能であろう。

先生につくことなく、あるいはついていても先生の使用している教本とは別に「楽譜つき絵本」という意味合いで親が子供に与えているのならば、この巻もそのまま与えてよい(これはつまり強制をしないということである、退屈だと思えば本人が自由にやめたり飛ばしたりすることができる) 。

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