あるピアニストの一生

ピアノ教材研究 練習曲集 

 

レッシュホルン 練習曲集   音楽之友社

レッシュホルンのOp.66の練習曲集の再編とある、全曲ではないということなのだろうか。 なお、例によって、評価は楽曲としてのもの。

番号 難易度 評価
 1 13  C
 2 13  C
 3 14  C
 4 13  C
 5 14  C
 6 14  C
 7 15  C
 8 16  C
 9 16  B
10 18  C
11 18  C
12 16  B
13 17  C
14 18  C
15 17  B
16 17  C
17 19  C
18 17  B
19 21  C
20 16  C

1.両手の5本の指の練習曲。

2.スケールの練習(両手とも)。

3.両手の5本の指の練習曲。1番よりピアニスティックかな。

4.指のクロスの練習。

5.分散和音の練習。

6.5番は3連、6番は16分音符の分散和音。

7.指のクロスを伴う細かい動きの練習。

8.連打の練習。校訂者の意見として、フラットを補っている個所があるが、不要だと思う。

9.ペダルを使うと曲らしくなる。2オクターブのアルペジオ練習。これも校訂者の修正があるが無用。

10.3度スケールの練習。

11.指の総合練習かな。

12.スタカートの練習。速さによって難易度は大きく異なる。

13.親指を中心とした動きの練習。珍しく右手だけの練習。

14.スケールを中心とした5本の指の練習。

15.半音階の練習。

16.トリルの練習。数は正確に。

17.左右の受け渡しの練習。動きが細かく弾きにくい。

18.重音の練習。

19.オクターブの練習。

20.交差の練習か、左手の速い動きの練習か。これも不要な校訂者の意見がある。

総合評価     C

少しややこしいが、表中の評価は楽曲としての評価、総合評価は練習曲集としての評価である。

Bでもいいかと思ったのだが、少し使いにくいのでCにしました。

いい点はほとんどの曲が左右両方の練習になるように配慮されているということ。これはチェルニーの欠点を補うと言える。

微妙に練習の音型に変化がある曲が多い、つまり練習曲としてはその分劣る、そのマイナス分音楽的に+になっていればいいのだが、 そうとも言えない。

使いにくいのは、初めと終わりで難易度が異なりすぎるということ。順番に使いにくい、これは練習曲集としてはかなりの欠点。レベル17位になっていれば、初めは少しやさしいけどね、と言って、初めから使うのもありだろうが。

校訂者の修正意見があちこちにあるが、明らかなミスと考えられるのならともかく、(作曲者が)そう修正するのもありかな程度の修正である。その程度のものは当然作者の考えを尊重すべきであって、私にはすべて無用であると思われる。

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